Logo stockvoice

ブログ:Onevoice

 日経新聞社の調査によると、安倍内閣の支持率が50%に低下したそうです。前回10月調査からみると、7ポイントの低下。それはそうでしょう。首相主催の「桜を見る会」に関する情けない状況。あの問題に対する首相の説明に「納得できない」と答えた人が69%と7割に近く、「納得できる」との答えは2割にも届かなかったということです。

 

 産経新聞だったか、「時季はずれの花見をいつまでやっているのだ」(これはもちろん、与野党ともに、です)という内容のコラム記事がありましたが、まさに同感。今回のGSOMIA失効問題はもちろん、香港、アジア、中東、欧州と世界の政治情勢は大きく揺れ動こうとしている。そんななか、わが国の立ち位置をどう見定めていくか、かじ取りが最も重要視される局面にあって、わが国の政治はいったい何をしようとしているのか。また、この秋の自然災害に遭遇した被災地のいちはやい復旧・復興、老朽化した社会インフラの再構築への道筋が求められているこの時期に、アベノミクスは何ができるのか。眼前の課題を放り出してほとんど生産的でないやり取りに時間を費やす、そんな情けない国会の姿を国民は見たくないはずです。

 アベノミクスをよりどころにしてきた株式市場にとってもこの支持率低下は警戒すべき状況です。ただ、まだ50%台の水準。ここは原点に立ち返り、政策面からの切り返しが安倍首相には求められるのではないでしょうか。

 

 いよいよ11月最終週。米国は感謝祭ウィークとなります。この週の米国株式は歴史的にみても上昇確率が極めて高い時期。「セル・イン・メイ。…そして、感謝祭までには戻ってきなさい」と語り継がれてきた、クリスマスラリーへ向けての相場転換点にも相当します。

 

先週からの報道を振り返ると、米中協議はどうやら第1段階の部分合意が成立しそうな状況です。香港の選挙後の動向も気になりますが、民主的な政治プロセスの成果は民主的な過程を経て運用されていくことを求めるでしょう。心理的にも一段落するようであれば、それがまた投資マインドの復活を促すことになりそうです。株価もこの間の調整を経て過熱感が解消されつつあります。(いわもと)

鬩ぎ合い

松下 律

2019/11/22 08:20

D5718516 997a 49b1 b8ed 3b901c12c91b castphoto15 matsushita

売り仕掛け

 あまり単純化し過ぎてもいけないのでしょうが、相場(例えば指数先物相場)の変動は買い方と売り方の鬩ぎ合い、つまりは投入される資金の量の勝負、と見ることができるでしょう。


 そういう目で見ますと昨日の日経平均株価の日中の動きは実に興味深いものでした。


 このところ上値が重くなって指数先物に売りを出して、節目の23000円を割り込んだところで一気に売りを仕掛けた。


 相場が急落して、これはトレンドの転換に成功したか?と思いきや、中国副首相の発言、日銀の買い(観測)で買いが優勢になって日経平均は23000円台回復という日中推移でした。


 売り方からすれば、今の情勢からすれば、買い方の利食い売りを誘って売り仕掛けに成功するかもしれないという思惑だったのでしょう。


 しかしそうは行かなかったようです。(少なくとも昨日は。)まだ売り方大勝利の機は熟していない、もう少し先、ということなのでしょう。


 とはいえ、相場が上がれば上がるほど、利食い売りできる量は増えて行くわけで、さて今回はどの辺りの株価水準で売り方が勝利するようになるか?と思いを巡らす局面に至ったのかもしれません。


 昨日の動きを見ていますと、日経平均と円ドル相場の相関が強い印象でした。まだまだアベ・トレード勢力が短期的には相場を動かす力を持っているようです。

 

好悪材料のピックアップ

 売りにせよ買いにせよ、なにかのきっかけで実行されるということが多いと思います。そこで当面の注目イベントについて考えてみたいと思います。


・裁定残高

 今回の上昇局面で、先物売りポジションの買い戻しが大きく寄与したと思われます。裁定売り残は8月末に向けて、1兆円規模から2兆円へと膨らみ、現時点で1兆円規模に減っているとのことです。


 一方で、裁定買い残はこの数ヶ月5千億円を下回る水準で大きくは動いていないそうです。


 これらからしますと、売り方の買い戻しはかなり進んだが、まだ1兆円規模で残っている。買い残はあまり増えておらず、海外投資家の積極的な現物買い→裁定買い残増加とはなっていないようです。


・空売り比率

 40%を超えると下げ圧力増加、40%を下回ると下げ圧力はさほどでない、というところかと思います。売り方からすれば、これが50%水準に上がればいいのに、ということでしょうが、そうはなかなかならないのでしょう。


 ただし、例えば今週の水、木と40%超えを記録したそうで、個別銘柄の売りで儲けてやろうとする向きが増え始めたようでもあります。


・外国人、日銀買い、個人売り

 測ったように海外勢買いの個人売りという図式が数週間継続しています。日銀は長いこと買わなかったのですが、今週の下落日に久しぶりに買ったと報じられています。


 外国人の継続的な売りが需給を悪化させるという局面ではなくなったようです。


・PER

 業績の下方修正で、日経平均の予想PERが14倍を超えて来ています。アベノミクス相場におけるPERの上限に近づいて来たことは確かです。


・米中協議

 ニュースに一喜一憂といった感があります。遅くとも年内に部分合意成立というのがメインシナリオだと思いますが、不透明要因が大き過ぎてなかなか判断できないところです。


・香港情勢

 こちらは悪化の一途です。しかし香港情勢がどの程度日本株に影響力を持つと考えるべきか?分からないとしか言いようがないと思います。売り方からすれば、香港情勢の悪化が日本株には大悪材料という雰囲気になってほしいでしょうが、論理的にはそれほど大きな影響は与えないと思うべきなのでしょう。


・日韓摩擦

 日韓の関係悪化も売り方からすれば期待の悪材料だったでしょうが、あまり取り沙汰されることもなく、今晩消えそうな雰囲気です。


 これら以外にも以下のようにいろいろ考えるべき材料があるように思います。


・VI(ボラティリティ)⇒ リスクパリティー運用の売りがどっと出れば相場は下がります。


・テクニカル指標 ⇒ 足許過熱を示す指標が多いことは確かでしょう。


・グローバル景気 ⇒ 米以外は思わしくなく、その米国も来年リセッション入りの恐れがなくもありません。


・企業業績 ⇒ 日本についてみれば、かなりの減益になる、というのがコンセンサスでしょう。


・中銀の金融政策 ⇒ 日米欧ともに今はほとんどの市場参加者が関心を持っていない状況でしょう。つまり、金融政策を見て投機的に行動する市場参加者は少ないだろう、ということで。


・銘柄物色傾向 ⇒ このところ中小型株の一部、材料株の一部に動意が見られるようです。個人資金が動き始めたのかもしれません。


・ヒンデンブルグオーメン ⇒ 11月14日に点灯、とのコメントがありました。しかし、よく分からない指標ではあります。


令和元年11月22日

証券アナリスト

松下律

iPhone 11Pro

小川 真由美

2019/11/21 12:07

2379c98d 4650 41e6 8520 bb1cd0384cd1 castphoto24 ogawa2
このブログでも何度記した事か・・・

バッテリー交換3度。
だましだまし使ってきたi Phone6を、
ついについに買い換えました。

どれにしようかさんざん悩み、
ようやく型を決めてもApple Storeの長蛇の列にひるみ、
二の足を踏み続けておりましたが、
買い換えてみると私は一体何を躊躇していたのか。
ネットで注文した半日後には自宅に郵送で届き、
データ移行も古い携帯と新しい携帯を並べてWi-Fi環境に1時間ほど放置しただけで
あっという間に移ってしまいました。
この際だと22年間使い続けたキャリアから、同系列の格安キャリアに乗り換え、
来月、いえ再来月から利用料金がぐっと下がる・・・予定です。
契約途中解約の違約金やら乗り換え料金やらで色々と費用が掛かったため、
来月分は携帯料金およびカード支払いに怯えておりますが。

6から一気に11へ、4段飛ばしで買い替えたため、
その進化の度合いに驚き、便利さに喜んでいます。
例えば画面を傾けるだけでスイッチが入ったり、
顔認証でロックが解除されたり、
有機EL(で合ってましたっけ)の画面は美しく、
写真も素晴らしく進化しています。
きっともっともっと進化のポイントがあると思うのですが、
持ち主の理解が追いつくまでにはもう少し時間が掛かりそうです。

例えば。
忙しいスタッフの手を煩わせ、
カメラの進化を訴えるべく
番組中にわざわざ中嶋健吉キャスターと一緒に撮ってもらった写真を、
どうやったら携帯の外に出してこのブログに添付できるのか。

来週までの宿題です。



裁定取引残高と株価には無視できない関連性が見て取れます 以下にその動向と株価の関係を見ていきます 裁定に伴う株価ですのでTOPIXを使います 


  1. 9月28日2018年
       裁定買い残   2兆5628億円  (当時のピーク)
         売り残     3794億円
         ネット   2兆1834億円

       TOPIX 1838.3  (10月2日2018年) (当時のピーク) 

  2. 12月21日2018年
       裁定買い残     5578億円   (大きく減少)
         売り残     7032億円
         ネット    ▼1454億円   (売り買い逆転)

       TOPIX 1408 (12月26日2018年)  (当時の安値) 

  3. 3月29日2019年
       裁定買い残    1兆4428億円   (大きく増加)
         売り残      9572億円
         ネット      4856億円

       TOPIX 1632 (4月2日2019年) (戻り高値) 

  4. 6月14日2019年11月20日
       裁定買い残      5425億円    (大きく減少)
         売り残      6965億円
         ネット     ▼1540億円    (売り買い逆転)

       TOPIX 1490 (6月3日2019年)  (当時の安値) 

  5. 9月6日2019年
       裁定買い残    3720億円
         売り残  2兆0666億円   (大きく増加)
         ネット ▼1兆6946億円   (逆転残高が最大に) 

       TOPIX 1510 (9月4日2019年) (ボトム、今回の上昇の起点 ) 

  6. 11月15日2019年
       裁定買い残    5801億円
         売り残    8965億円   (大きく減少)
         ネット   ▼3164億円

       TOPIX 1713(11月8日2019年)  (戻り高値) 


買い残は微増ながら、売り残が大きく減少している。買戻しがTOPIXを押し上げたと言える。裁定業者は外資系が多い為、年末の決算締めに向けて大きく売りに傾いたポジションを戻す(買い戻し)動きが続くことが期待できるのでは。 

(中嶋)

「無責任とは良心の欠如ではなく、自らの判断を変えないことに固執する姿勢である。」
(エマニュエル・カント)

株式投資ではしばしば先行きの見通しを間違えます。トランプ政権が誕生して丸3年が過ぎましたが、この3年間の米国経済の好調ぶりとNY株式市場の空前絶後の上昇を当初から見通せた人は非常に限られています。

NY市場の上昇をみごとに当てた人はまったく存在しないわけではありませんが、きわめて少数派であることは間違いありません。現在の地球上でもっとも社会的、経済的な格差の存在する米国において、上位層の数%に属するような人々がいかにトランプ大統領とその政策スタッフに期待を寄せていたか、今になってようやくわかりました。誠におそまつさまでした。

私自身、1年を通して相場の見通しが当たったことがほとんどありません。というよりも、相場の先行きを当てるということは最初からあまり情熱を注いではおりません。それよりもいま、目の前で起きている世の中の出来事を可能な限り正しく把握することの方に力を注いでいます。予想ではなく、観察です。

私の先行き見通しが当たらないことを言い訳がましく弁明しているわけではありません。「いま起きていることを正確に把握する」ということは、実際にやってみると想像以上にむずかしいものです。本心を述べれば、将来の見通しを立てるよりも「いま」を把握することの方がむずかしいのではないかと考えております。

「いま」とは何か。いまこの瞬間に起きていることは、半径2メートルくらいのことしか目や耳には知覚できません。世界中で起きていることを知るには何か別の方法、メディアの報道なり、ネット上のデータなり、自分以外の外部のルートに頼らなければなりません。

その外部からの情報が不正確であったり、バイアスがかかっていたりすることが多いのです。全世界で起こっていることを時々刻々、リアルタイムで把握することも不可能です。「いま」起こっていることを正確に判断するのは、それほどたやすいものではないのです。

さらに「いま」という瞬間は、光の速度ですぐに過去に変わってしまいます。地球は太陽の周囲を猛烈なスピードで公転しているのですが、慣性の法則によって私たちはそのスピードを体感することはありません。

「いま」この瞬間が光速で連続するような現代社会において、過去と未来が一瞬だけ「いま」というごく短い時間に出会います。その瞬間をできるだけ正確に把握すること、それを続けてゆくこと、そうすることで株式投資が成り立つのだと私自身は考えています。

冒頭のカントの言葉が示しているように、先行きの見通しに対して「自らの判断を変えないことに固執する」などということは、私の立場からすればあり得ません。世の中に対して謙虚に生きようとするのであれば、一度下した判断でもどんどん変えてゆくべきだと思います。当たりはずれは、時の運です。
(スズカズ)