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ブログ:Onevoice

櫻井 英明 の投稿

あらゆる市場の関係者というのは、どういう訳か話の矛先を世界景気に広げる傾向。
表現を変えれば「大風呂敷」みたいな印象。
現状を確認もしないのに「米経済は・・・」。
見たこともないのに「メキシコとの関係は・・・」。
そして「FOMC、ECB、日銀」。
地に足がついていない空理空論に聞こえてしまうのは聞き方のせいなのでしょうか。
マクロは尊くミクロはアンタッチャブルみたいな印象。
「マクロだから間違っても許されるがミクロは許されない」というような前提があるのでしょうか。
解釈しても、議論をしても、何も解決しないことの多い世界を対象にしての無駄話。
その先に未来が感じられません。
円高だろうと、円安だろうと、あるいは金が上がってもコーンが下がっても・・・。
表面上はほとんど実生活には関係ありません。
ドル円の108円と107円でなにか違いがあるのでしょうか。
世界中のほとんどの人々の感性にとっては邪魔なものでもあります。
株もそうかも知れません。
そう考えると、無駄が無駄を生んで更に無駄な世界を展開しているのがマーケットみたいなもの。
株だけは違うと言いたいところですが、所詮、欲望の集積場であることはFXも商品先物も暗号通貨も一緒。
このグロテスクさを隠す必要はないでしょうが、隠すために世界経済という雄大な素材を持って来るのは罪悪にも見えてきます。
欲望という「鉾や槍や弓」を隠すのが世界経済という「鎧と盾」なのかも知れません。
だから話は進まず堂々巡りという考え方も可能でしょう。
大体、個々の集積が全体であることは自明の理。
しかし、全体は良くても個々はダメというのはどこか変。
木を見ないで森を見ても、正確に診断できるのでしょうか。
杉林に混じっている松を遠目に見分けることができるのでしょうか。
「その必要はない」と言われればそうれまででしょうが・・・。

5月7日時点の信用買残は888億減の2兆1961億円。
同信用売り残は315億増の8795億円。
信用倍率(金額ベース)は2.49倍(前週2.69倍)。
Quick調査の6月7日時点の信用評価損率は▲15.68%。
わずか0.25%とはいえ5週ぶりに改善。
6月7日時点の裁定買い残は1350億円増の8927億円。
2週ぶりの増加。
同裁定売り残は1067億円増の7950億円。
こちらは4週連続の増加。
先週末金曜の東証1部の売買代金の2兆18億円というのはメジャーSQらしくないボリューム。
通常は3兆円台。
前回のメジャーSQ(3月8日)日も売買代金は3兆円を割れ。
それでも2兆9252億円だったから32%減少。
金曜のSQ関連の売買代金は約3000億円(前回は6900億円)との観測。
2012年9月のSQより低く2011年以来の低水準。
「2012年9月のSQ値は9076円だったから相当エネルギーは低下」という見方です。

そろそろ3月決算企業の配当支払いの時期
今年は6月17日から2週間で約4.8兆円。
支払いが多い日は19日、24日、26日、最大が28日で約1.5兆円。
因みに・・・。
「6月は中小型株の株価が上昇しやすい時期」という指摘もあります。
過去20年間で6月最終営業日の「ジャスダック指数」は9割超の確率で上昇。
通過してから「そういえば」と気がつくのがアノマリー。
その先の7月に登場してくるのがETF。
運用会社は3月の企業の決算後に株価指数先物を買い建ています。
分配金を支払いの際に先物をある程度売ることは予想されます。
しかしその先にあるのは分配金の再投資。
プレイヤーとしての「信託銀行」の動向が気になるところです。
もっとも、所詮小手先の需給での事で、大局観とは全く関係ありませんが・・・。
そろそろ「七夕天井、天神底」という格言も登場してくるのでしょう。

そういえば・・・。
先週土曜の名古屋IRセミナー。
300人近い参加者に聞いてみたのは「オリンピック予約しましたか?」。
ココまで長野、大阪、札幌と聞いてきましたが挙手はゼロでした。
ところが名古屋は3分の1近くが挙手。
この違いは距離感だけなのでしょうか。
少し違うような気もします。

以下は今朝の場況。

「様子見モードで方向感の定まらない月曜」

週明けのNYダウは小幅反発。
一時70ドルあまり上昇した場面もあったが終値は22ドル高の26112ドル。
5月6日以来の高値水準を回復した。
今回のFOMCでは利下げを見送りの方向。
景気の不透明感から7月か9月の会合で利下げに動くとの予想が拡大している。
NY連銀製造業景況指数は前月比26.4ポイント低下のマイナス8.6。
2016年10月以来の低水準で下げ幅としては過去最大。
市場予想のプラス10.5を大幅に下回った。
景況感悪化ー利下げー株高という本末転倒の構図がクローズアップされた格好だ。
ロス商務長官がG20大阪サミットでの米中合意に懐疑的な見方。
「大統領は中国製品への追加関税に満足している」とコメントしたことから上値は重い展開。
今週中にも独自の仮想通貨の発表を予定しているとの報道を手がかりにフフェイスブックが大幅高。
IPO後に大幅に上昇している代替肉のブヨンドミートが10%超の続伸。
結論は「様子見モードで方向感の定まらない月曜」。
NAHB住宅市場指数は市場予想の67に対し64での着地。
10年国債利回りは2.094%。
ドル円は108円台後半での推移。
ダウ輸送株指数は1.03、SOC指数は0.64%の下落。
VIX(恐怖)指数は15.35。
SKEW指数は115.30。
恐怖と欲張り指数は37ポイント。

「ストロベリームーンの後」

週明けの日経平均株価は寄り付き22円安、終値7円高。
日足は連続陽線ながら方向感のない展開。
TOPIXは安値引けでマイナスだった。
東証1部の売買代金は1兆6498億円と低調。
日中値幅は141円と動意薄。
日経平均は25日線(21027円)を上回って推移しており悪くはない。
5日線(21121円)の上をキープできるかどうかが課題だ。
6月12日のザラ場高値21259円を早急に奪還できるかどうかもポイント。
値上がり570銘柄、値下がり1483銘柄。
新高値62銘柄、新安値44銘柄。騰落レシオは98.68。
6月SQ値21060円に対しては2勝。
NTレシオは13.72倍。
25日線からは0.5%のプラスかい離。
200日線からは2.6%のマイナスかい離。
サイコロは6勝6敗で50%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.859%。
買い方▲12.571%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.125%。
買い方▲18.558%。
空売り比率は45.7%で66日連続の40%超。
日経HVは11.9、日経VIは16.74。
日経平均採用銘柄のPERは11.86倍でEPSは1781円。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比変わらずの21070円。
高値21125円、安値20980円。
6ー8月の権利配当を考慮すると逆ザヤは40-50円程度だろうか。
25日線(21027円)と26週線(21056円)がサポート。
75日線(21445円)が次の目標だ。
月足では6カ月線(21223円)が頭と抑えている。
12ヶ月(21763円)と24ヶ月線(21757円)がデッドクロス。
日足の勝手雲の上限20936円を上抜けて雲の上に浮上して2日継続。
4月26日以来だから令和になって初めてだ。
勝手雲が21日に白くねじれているのは吉兆。
週足の勝手雲の上限は21231円。
月足の勝手雲の上限は22595円。
日足のボリンジャーのプラス1σは21276円。
マイナス1σは20778円。
気学では「人気に逆行して動くこと多し」。
水曜は「前日に引き続いて高きは反落する」。
木曜は「転機を司る重要日。波動につくべし」。
金曜は「後場高の日なれども上放れたときは売り狙え」。
その金曜21日は「株高の日」。
来週水曜26日は「天赦日」だ。
昨夜は6月の満月で「ストロベリームーン」。
真っ赤に熟れたイチゴのような相場に期待だ。
(櫻井)。

商は詐?

櫻井 英明

2019/06/11 07:21

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景気悪化の可能性よりも利下げ期待が勝ったという本末転倒の格好。
「貿易戦争の激化や労働コスト圧力の低下、すでに低水準にあるインフレを踏まえ利下げを実施する可能性はある」という見方。
何か違和感という感じです。
通常は経済指標の低下は悪材料。
でも景気の悪化が利下げ観測につながっての株高という解釈。
どこかが間違っているような気がしますが、短期的思考では「是」なのでしょう。
バッドニュースがグッドニュースという典型的な事例かも知れません。
「金利が下がって株が上がる」。
学問的には正しいのでしょうし、これが通説。
しかし下がるにしてもマイナスまで行ってもこの学説が通じるのかどうかは疑問。
景気悪化よりも金利低下の方が市場からは歓迎される相場というのは市場関係者の論理。
それを喜ぶ世界にはやはり疑問を感じるのがフツーの肌感覚です。
マーケットは一つのことしか見ることのできない場所。
多数の論理が少数意見をかき消しますが、少数意見に真実は多いもの。
それがマーケットの宿命だから、従わざるを得ない面もあります。
しかし「変なこと」はいずれ是正されるのが地球の掟。
かと言って下げると大きくなるネガな声に同調する気はありませんが・・・。


あらゆる市場の関係者というのは、どういう訳か話の矛先を世界景気に広げる傾向があるようです。
表現を変えれば「大風呂敷」みたいな印象。
現状を確認もしないのに「米経済は・・・」。
見たこともないのに「メキシコとの関係は・・・」。
そして「FOMC、ECB、日銀」。
地に足がついていない空理空論に聞こえてしまうのは聞き方のせいでしょうか。
マクロは尊くミクロはアンタッチャブルみたいな印象。
マクロだから間違っても許されるがミクロは許されないというような前提があるのでしょうか。
解釈しても、議論をしても、何も解決しないことの多い世界を対象にしての無駄話。
その先に未来が感じられません。
円高だろうと、円安だろうと、あるいは金が上がってもコーンが下がっても・・・。
表面上はほとんど実生活には関係ないもの。
ドル円の108円と107円でなにか違いがあるのでしょうか。
世界中のほとんどの人々の感性にとっては邪魔なものでしょう。
株もそうかも知れません。
そう考えると、無駄が無駄を生んで更に無駄な世界を展開しているのがマーケットみたいなもの。
株だけは違うと言いたいところですが、所詮、欲望の集積場であることはFXも商品先物も暗号通貨も一緒。
このグロテスクさを隠す必要はないでしょうが、隠すために世界経済という雄大な素材を持って来るのは罪悪にも見えてきます。
欲望という「鉾や槍や弓」を隠すのが世界経済という「鎧と盾」。
だから話は進まず堂々巡りという考え方も可能でしょう。
大体、個々の集積が全体であることは自明の理。
しかし、全体は良くても個々はダメというのはどこか変。
木を見ないで森を見ても、正確に診断できるのというのが不思議です。
杉林に混じっている松を遠目に見分けることができるのでしょうか。
「その必要はない」と言われればそうれまでですが・・・。


もっとも・・・。
自己資金を事業に投資して応援しているのが株式。
自己資金にレバをかけて価格変動に投棄してるのがFXや商品先物。
先物だけで現物はなく、希望や志などほとんどないという違いは間違いなくありそうです。
と、ここまで書いて気がつきました。
最近、読んだのは高田郁の「あきない世傅、金と銀」(角川)。
享保の学者という設定の人物のコメント。
「自らは何も生み出さす、汗をかくこともせず、
誰かの汗の滲んだものを右から左へ動かすだけで金銀を得るような、
そんな腐りきった生き方をするのが商人だ。
商とは、すなわち詐(いつわり)なのだ」。
この一節が脳裏に残っていたのでしょう。


「イムラ封筒(3955)の決算が増益なのに月曜はマドを開けて下落。
W選挙が無くなった可能性がありキャシュレス関連が上昇している。
これで消費税10%が濃厚になってきたシナリオ」と北陸の老練な投資家さん。。
現場感覚は鋭いものです。
というか・・・。
この感覚が理解できなければ相場人である資格はない、と言えるかも知れません。


「西向くサクライ」アノマリーとともにあったのが「札幌遠征株高アノマリー」。
2005年から2015年くらいまでは頻繁に遭遇しました。
先週末に久々に現実化してくれました。
「2・5・8」の法則でいえば大きな流れは「20000円⇔のレンジ」。
小さな流れでいえば「20500円⇔20800円」のレンジ。
これが「20800円⇔21000円」と「21200円⇔21500円」、「21500円⇔21800円」と小さな変化をすることは重要です。
そうすれば結果的に「20000円⇔22000円」のレンジは「22000円⇔25000円」へと一段進んでくるはずです。
ホームランが打てなくても小さなヒットや盗塁を積み重ねることの大切さでしょう。


以下は今朝の場況。

「昨年5月以来の6日続伸」

週明けのNY株式は続伸。
NYダウは78ドル高の26062ドルと6日続伸。
26000ドル台回復は5月6日以来1カ月ぶり。
NYダウの6日続伸は2018年5月の8日続伸以来1年1カ月ぶりの連続上昇記録。
トランプ大統領がメキシコからの全輸入品への関税発動を見送ると発表したことを好感。
米とメキシコを結ぶサプライチェーンの寸断や調達コストの上昇回避の方向が買い安心感につながったとの解釈。
メキシコに工場を持つGMやフォード、「コロナビール」を販売するコンステレーション・ブランズが上昇。
アマゾンが3%超の上昇となりNASDAQは81ポイント高の7823ポイント。
長期金利が上昇。
利ざやが改善に向かうとの期待からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融セクターが上昇した。
百貨店のメイシーズが6%高。
一方でマクドナルドが2%下落。
もっともNYダウは一時100ドル以上上昇していた場面もあり引けにかけて上昇幅を縮小した格好。
長期債相場は4日ぶりに反落。
長期金利の指標となる表面利率2.375%%の10年物国債利回りは前週末比0.07%高(価格は安い)の2.15%。
原油先物はもみ合い。
ドル円は108円台半ばでの推移。
ダウ輸送株指数は91ポイント高。
SOX指数は2.54%上昇。
VIX(恐怖)指数は15.94。
SKEW指数は114ポイント台。
恐怖と欲望指数は37ポイント。

「アノマリー的には株高の日」

週明けの日経平均は続伸し8日ぶりの21000円台回復。
寄り付き211円高、大引け249円高で日足は4日連続陽線。
令和で2回目の25日線(21101円)超となった。
2週間ぶりに21000円台を回復。
25日線を約上回ったのは1ヶ月ぶり。
26週線(2106円)も上回っており、当面はこれらより上で推移できるかがポイント。
ただし東証1部の売買代金は1兆9516億円で3日連続の2兆円割れ。
値上がり1783銘柄、値下がり294銘柄。
新高値86銘柄、新安値9銘柄。
騰落レシオは87.20。
NTレシオは13.61倍。
25日線からは0.2%のプラスかい離。
200日線からは2.7%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.683%。
買い方▲12.416%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.899%。
買い方▲20.071%。
空売り比率は40.6%まで低下したがそれでも61日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は7.9%まで上昇。
8%が第一次限界とみれば「ソロソロ」という水準だ。
日経HVは12.5、日経VIは17.15。
日経平均採用銘柄のPERは11.91倍でEPSは1774円。
21294円でPER12倍復活だ。
PBRは1.06倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比30円安の21120円。
高値21250円、安値21075円。
NYダウは昨年5月の8連騰以来となる6日続伸。
「5連騰まではよくあること。それ以上の続伸は珍しい」という声もある。
26週線が21088円、13週線21434円、52週線21822円。
12ヶ月線(21744円)が24か月線(21748円)を下抜けたが6ヶ月線(21184円)は上向き。
週足の一目均衡の雲の下限は22397円とまだ高い。
日足の雲の下限は21395円。
週足の勝手雲の下限は20823円は抜けて雲の中。
上限は21200円だ。
3月メジャーSQ値21348円→4月SQ値21870円→5月SQ値21451円。
これを上回る推移に期待の週。
気学では「人気一新、変化を見せる重要日」。
アノマリー的には「株高の日」。
水曜は「押し目買い方針の日」。
木曜は「相場の居所が安値にある時は急伸する」。
金曜は「高日柄なれど飛びつき買い警戒、吹き値売り方針」。
(櫻井)。

2019年ビルダーバーグ会議(第67回)が先週末に開催されました。
日時と場所の発表は日本時間の28日火曜の夜。
あっという間に発表されあっという間に通過しました。
開催地はスイス・レマン湖畔のモントルー。
スイスのリビエラとも呼ばれるリゾート地かつスイス有数のコンベンションシティ。
拳を突き上げたフレディ・マーキュリーの像がありクイーンの聖地ともいわれています。
議題は以下の11項目。

(1)安定した戦略秩序
(2)次のヨーロッパ
(3)気候変動と持続可能性
(4)中国
(5)ロシア
(6)資本主義の未来
(7)ブレグジット
(8)人工知能の倫理
(9)ソーシャルメディアの武器化
(10)宇宙の重要性
(11)サイバー(コンピュータ空間)の驚異

ソーシャルメディと宇宙、そしてサイバーテロが株式市場的には興味の対象となっていくのでしょう。
AIは昨年も入っていました。
宇宙の重要性は今年初登場。
宇宙は外せないテーマになってきているということでしょう。
そしてサイバー脅威(サイバーテロの防止)。
コモディティ系やFX系、あるいは仮想通貨系の話は入ってきていません。
株式系の話は意外と中心だったのかも知れません。
ただ・・・。
今年のテーマにアメリカが入っていません。
去年は中間選挙ということで入っていました。
原油、中東というキーワードも抜けました。
一方で個別国では中国とロシア。
主軸のテーマが変わってきているような印象です。


以下は2018年の議題。
(1)ヨーロッパのポピュリズム
(2)不平等への取り組み
(3)労働の未来
(4)人工知能
(5)中間選挙前のアメリカ
(6)自由貿易
(7)アメリカの世界的なリーダーシップ
(8)ロシア
(9)量子コンピュータ
(10)サウジアラビアとイラン
(11)ポスト真実の世界
(12)時事

米国テーマが2つ入っていました。
働き方改革なども相場のテーマになりました。
結局、大抵はマーケットでも話題になったような事柄でした。


売り目線と買い目線。
人は株が下がるとため息をつき株が上がると感激するもの。
これはなぜなのかと考えてみると、多くの人が売り目線でいるのが理由であるような気がします。
「持っている株価が上がった。
だから売れば儲かる。
どうせならもっと上がって欲しい」。
ここに日本経済の繁栄とか世界経済の拡大とか企業の躍進なんて視点はあまりありません。
ただただ「儲かってきた。どこで売ろうか」という売り目線。
当然ながら株価が下がってくると、買値を下回り利食いは不可能。
だから下がって欲しくないという心理。
これも売り目線。
だから市場は売り目線で満ちていると言えます。
下がった時にシメシメという買い目線には滅多に出会わないのは残念ですが・・・。

「相場の天底を当てようとするから見間違える」とかつて先輩氏に言われたことがあります。
「銘柄を当てる、なんて表現は不遜だ」とも言わました。
「その前に相場の哲学をよく考えてみろ」とも。
まったく理解できませんでしたし、そう言われた日は妙に見が冴えて眠れませんでした。
そして寝覚めは当然良くありません。
「相場は当てるものではない?」
まず、この概念が理解不能。
「相場の哲学?」。
これも意味不明。
そういえば、この先輩氏はよく腹を立てていました。
「素人がわかったようなことを言ってる」とよく聞いたものです。
数十年経過してみると・・・。
「相場の天底を当てようとする」のではなく、トレンドを見極めてトレンドの変化を感じれば良いという発想。
そう勝手に考えています。
現実に指数が上がれば目標値が高くなり、現実に指数が下がれば目標値は低くなります。
そんな相場追随型の視点は、市場の求めるものなのでしょうか。
むしろ「6月から上昇し9月か10月には天井。そして年末盛り返す」みたいな時間軸の方が役に立つような気がします。
とかく相場は難しいもの。
ゴルフだって「飛ばさない、乗せない、寄せない、入れない」が好スコアのコツ。
そして上も下も「限界を覚悟」できれば鬼に金棒だという気もします。
「決意と覚悟」こそ市場で生きる糧だと思います。


先週木曜の日経朝刊では「長期金利、世界で急低下」の見出し。
マイナス利回りで取引される国債の発行残高は世界で8.3兆ドル(約900兆円)と過去最高。
おもしろい表現は「額面100円の国債を101円で買うことがマイナス金利の実態。
満期まで保有すれば確実に損するが、途中で102円で買いたい相手が出てくると見込めば・・・。
マイナス利回りでも取引は成立する」。
この論理は株式市場の論理。
「自分が買った値段の更に上を買ってくれる投資家がいるかどうかを見分けるのが株式投資」という格言。
格言では「そういう愚かな投資家がいるかどうか」と付け加えられています、

【よりひどい愚か者の理論】

割高で実は投資するだけの価値がない銘柄を、自分が買った値段より高い値段で買う愚かな投資家が現れるだろうという論理。
別に「もう一人の愚か者」論ともいう。
高値を買う自分よりもさらに愚かな投資家がいるという前提に立った投資理論。
自分よりも高値がつける投資家がいることを単純に期待する心理でしょう。
「そんな愚かな投資家はいない」という反論もあるが、実際には多くの場面で見られるもの。
また、日本の長期国債などこの論理がなければ買えない筈。
この理論がバブルを生んできたのが歴史。
誰も自分が最後の愚者にならないと思うという誤解が背景なのでしょう。
だからペイフォワードの反復が相場。
因みにバブルの反対語は「実態経済」という見方があります。
債券はバブルで経済は実態。
いずれ決着はつくのでしょうが・・・。


以下は今朝の場況。

「金利低下、円高ながら株価はマチマチ」

週明けのNY株式市場はマチマチの動き。
NYダウは一時134ドル安と3ケタの下落。
1月29日以来4カ月ぶりの安値圏に沈む場面もあった。
ただ終値は4ドル高と小幅反発。
ディフェンシブセクター中心に短期リバウンド期待の買いが入った。
5月のNYダウは月間で1777ドル(7%)安。
ダウケミカルがシェブロンなど最近の下げが大きかった銘柄も買われた。
一方でハイテクセクターは軟調。
NASDAQ総合株価指数は120ポイント安と大幅続落しほぼ3カ月半ぶりの安値水準。
5月3日に付けた過去最高値からの下落率は1割を超え調整局面入りとの声も聞こえる。
「米当局が反トラスト法(独占禁止法)違反の調査を準備している」との報道を受けて、アルファベットは6%安。
フェイスブックは8%安、アマゾンは5%安。
加えて5月のISM製造業景況感指数は52.1と前月比で低下し2年7カ月ぶりの低水準。
これも景気懸念につながったとの解釈だ。
セントルイス連銀のブラード総裁は「利下げは近く是認されるかもしれない」とコメント。
2019年中に1回以上利下げする確率は98%、2回以上は85%。
3回以上は55%、4回以上は21%。
表面利率2.375%の10年国債利回りは前週末比0.05%低い(価格は高い)2.07%。
一時は2.06%と2017年9月以来ほぼ1年9カ月ぶりの低水準を付けた場面もあった。
3カ月物の米財務省証券(TB)利回りは2.3%台で推移。
「逆イールド」は一段と進み終値では3カ月物と10年国債の利回り差は0.27%。
前週末から0.04%拡大した。
独10年物国債利回りが一時マイナス0.21%台半ばと過去最低を更新。
ドル円は一時107円台まで進み今年初の円高水準。
終値ベースは108円台前半。
小型株中心ラッセル2000は堅調。
FOX指数、ダウ輸送株指数は上昇している。
VIX(恐怖)指数は18.86。
SKEW指数は112、32と上昇していない。
恐怖と欲望指数は23ポイントに低下。

「ラマダン明けでの相場転換に期待の声」

3日新甫の4日続落となった月曜。
寄り付き274円安で終値190円安だから日足は陽線。
とはいえ日経平均は20500円を割り込み2月8日以来4か月ぶりの安値。
日経平均は下げ渋りで終値で2月8日安値(終値ベース20333円)を下回らなかったのが救い。
週末のシカゴ225先物安値の20380円。
25日線からマイナス5%かい離20389円。
2月8日ザラバ安値20315円も一応キープした格好だ。
とはいえ4月24日の高値22362円からは1カ月チョットで2000円超の下落。
TOPIXは今年1月4日の大発会以来の1500ポイント割れ。
「今年の大発会の1471ポイント接近。
しかし昨年のクリスマスの日は安値1415ポイントまであった」という声もある。
値上がり312銘柄。値下がり1782銘柄。
新高値11銘柄。新安値474銘柄。
騰落レシオは72.81と5月16日の73.93を下回ってきた。
25日線からは4.59%のマイナスかい離。
NT倍率は13.62倍。
25日線からは4.6%、200日線からは6.2%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲5.078%。
買い方▲15.592%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.359%。
買い方▲23.670%。
空売り比率は48.5%で56日連続40%超。
日経HVは13.0、日経VIは20.88。
日経平均採用銘柄のPERは11.56倍でEPSは1765円。
PBRは1.03倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比105円高の20465円。
高値20525円、安値20290円。
大証夜間取引終値は日中比90円高の20450円。
CMEの高値20525円を上抜けば5日ぶりの反発期待。
先週末から窓を開けた20581円が早急に欲しいところだ。
ボリンジャーのマイナス1σまで戻せば20882円。
ボリンジャーのマイナス2σが20372円。
マイナス3σが19863円だから日経平均のBPSとほぼ同水準だ。
気学では「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
水曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
木曜は「弱日柄にして、じり安を見せること多し」。
金曜は「初め安いと後高く、初め高いと反落する」。
ラマダン明けでの相場転換に期待の火曜日。
ちなみに・・・。
「2000年以降のラマダン期間中のTOPIXは7勝11敗と負け越し。
平均騰落率は▲3.3%」と市場関係者。
ダウ輸送株指数の0.22%高、SOX指数の0.33%高にすがりたいところ。
(櫻井)。

昨日東京2020組織委員会から届いたメール。
「カートに入れたままのチケットはございませんか?」。
チケットを選択し、カートにチケットを入れたまま、抽選申込受付が完了していないお客様へのご案内。
東京2020大会オリンピック観戦チケットの抽選申込受付は5月28日(火)23時59分まで。
あやうく抽選の申し込みができなかったところでした。
すでに申込が完了している場合、東京2020公式チケット販売サイト内の「マイチケット」の申込履歴に一覧が表示されています。
「今一度、ご自身のアカウントでログインの上、ご確認ください」。
抽選申し込みは今日まで。
「当たるといいな」が率直な感想。

先日大阪でのセミナー終了後に近付いてこられた投資家さん。
「あんた、だいぶ前に○○のこと100円くらいのときに話していたやろ。
あの時買って1000円くらいで売ったんや。
買い増しもしたけどな」。
この時間軸は約8年。
それだけの時間軸を許容できるかどうかというのはなかなか難しいことだと思います。
そして続けて言われたのは「ああいう銘柄、今はないか?」。
テンバーガーを実現しても、人の欲望というのが限りがないようです。
というか・・・。
ヒントを自分で確かめて投資するという姿勢も大切なのでしょう。

先週水曜日経朝刊では「先端技術、日米欧で開発」の見出し。
サブ見出しは「量子技術など、中国に対抗」。
ポイントは「量子技術」。
「現在のコンピュータでは1000万年かかる計算を数十秒でできる。
原理的に解読できない暗号の開発につながる。
産業向けでは高感度センサーによるがんの早期発見、
システムの最適化による物流コストの削減」などが想定されているようです。
12月に京都で日米欧の協議を開催。
「遅れをとる日本も本腰を入れ始めた」との解釈。
年内に「量子技術イノベーション戦略(仮)」を立ち上げるという話。
19年度の関連予算は70億円程度。
20年度予算では増額を検討する方向。
昨年のビルダーバーグ会議のテーマだけに量子技術はやはりテーマとなってきた。ようです。

そろそろそのビルダーバーグ会議の季節。
毎年この時期に世界的影響力を持つ人物や企業、機関の代表が集合。
世界の重要問題や今後の主に政治経済や社会等を主なテーマに完全非公開で討議する秘密会議です。
「影の世界政府、世界の行く末を決める会議」とも言われ秘密主義的なところが陰謀論に与することもあるのかも知れません。
だから余計に興味を惹くのでしょう。
「年に一度ヨーロッパと北アメリカの両方にとって重要な問題を論じ合っている。
ただし、合意に達することはない」という見方もあります。

2019年はどうかというとまだ憶測の世界でしかなく全ては漠然。
6月に米カリフォリニア州シエラシティで開催という観測もあります。
あるいは5月30日→6月2日、6月28日→30日というスケジュール観測もあります。
はやくそのスケジュールとテーマを知りたいもの。
ちなみにオフィシャルHPはいたって質素です。

以下は今朝の場況。

「NY、LDNは休場」

NYはメモリアルデーで休場。
ロンドンはスプリングバンクホリデーで休場。
独フランクフルト、仏パリは2日続伸。
昨日の上海は1%超の上昇で反発。


「令和で3連敗中の火曜日」

週明けの日経平均株価は寄り付き31円高、終値65円高の21182円と3日ぶりの反発。
令和になって5勝目(マイナスは9回)。
一応「株高の日」は通過した。
しかし上値を追う動きは限定的。
日中値幅は119円。
メモリアルデーの祝日で米国市場が休場となるため海外投資家の参加意欲が乏しく売買代金は低調。
東証1部の売買代金は1兆4713億円と今年最低。
2016年10月24日の1兆5658億円以来の低水準。
1兆5000億円割れは2014年12月26日が1兆3676億円だったから4年半ぶり。
「あの時はクリスマス休暇だった」という声が聞こえる。
トランプ大統領来日効果はぼなかった印象。
「しばらく日米休戦」という見方もある。
結局は「材料薄の薄商いで投資家不在の印象」という見方。
マザーズ指数が11.4%高で日経平均の0.3%を大きくアウトパフォームしたのが救いだろうか。
値上がり1293銘柄。値下がり734銘柄。
新高値77銘柄、新安値51銘柄。
騰落レシオは85.22。
26週線(21166円)はサポート
5日線(21225円)が行ったり来たりで頭を抑えた。
NTレシオは13.69倍。
25日線からは2.2%、200日線からは2.9%のマイナスかい離。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.885%。
買い方▲13.324%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲11.827%。
買い方▲20.236%。
空売り比率は44.3%で52日連続の40%超。
日経HVは10.4、日経VIは18.12。
日経平均採用銘柄のPERは11.91倍で8日連続11倍台。
令和になって11倍台が10回、12倍台が5回。
EPSは1778円。
PBRは1.06倍。
取引時間を短縮して行われたGLOBEXの時間外取引での225先物。
最終約定値は大証日中比10円高の2110円。
大証夜間取引終値は日中比20円高の21220円。
一目均衡の雲の下限は21107円。
上限が21550円で雲の中。
勝手雲の下限が21285円。
ボリンジャーのマイナス1σ(21174円)との戦い。
月足陽線(21193円)はまだ上だ。
気学では「一方に偏して動く日。波動について駆け引きせよ」。
水曜は「人気に逆行して動く日」。
木曜は「目先の天底を司る。足取りに注意肝要」。
金曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
31日(金)の株高の日そして鬼宿の日まで我慢ではないだろう。
MSCIのリバランスで商いは盛り上がるかも知れない。
令和になって木曜同様に3連敗の火曜日。
令和初の火曜上昇に期待だろうか。
出来高薄は陰の極とすれば最悪でも3日連続の日足陽線に期待。
6月の反騰と決め打ちすればその前哨戦と考えれば良いかもしれない。
「花火の日」そして「ゴルフ記念日」。
(櫻井)。

未来

櫻井 英明

2019/05/21 07:07

Ae85a434 0528 4092 acd2 591fd4d2e3c3 castphoto11 sakurai
記録というものは過去を調べ始めると途絶えるもの。
先週火曜の前場10時45分から11時前にかけて過去の続落記録を調べていたら翌日株価は下げ止まりました。
因みに・・・。
2016年3月29日→4月6日までが7連敗。
日経平均は17103円→15715円。
2009年7月1日→13日までの9連敗。
日経平均は9958円→9050円。
その先は2008年6月19日→7月4日までの12連敗。
日経平均は14348円→13237円。
7連敗を止めたの日は34円高。
9連敗を止めたのは211円高。
12連敗を止めたのは122円高。
「少なくとも止まるときは3桁の上昇が欲しいものだ」。
と考えたら翌日水曜の終値は121円高で令和最初の上昇。
気合が反映してくれてホッとしたのは事実です。
記録と記憶に残る「令和初の上昇」となりました。

ある指摘。

東証一部単純平均は2016年6月1753円→2018年1月2914円。
1年半で65%上昇。
そこから調整。
2018年12月末1947円と33%下落。
値幅調整では既に3分の2押しを割り込んで「全値押し」に向かった格好。
1月からの上昇継続で今は15%リバウンドした水準。
これは丁度「3分の1戻し」水準まで上昇したことになる。

シンプル過ぎて目が届かないのが東証1部単純平均。
しかし日経平均よりマトモな指数であることは間違いありません。
因みに昨日は2132円。
2018年末2077円、2018年末2946円。
換算すればバブルの頃は5ケタだったのが歴史。
遠い彼方に高値があります。

因みに・・・。
「日本経済の実態は日経平均株価より、単純平均株価の方が良く表していると思います。
個人投資家の儲け度合いも単純平均株価の連動に尽きると思います。
日経平均株価などのまやかしに騙されてはいけません。
単純平均株価が2倍になれば・・・。
我々はかなりのお金を残せます」。
崇敬する先輩が5年前に書いていた言葉でした。

先週木曜夜に複数のエコノミストと公邸での2時間の会食が話題となった首相。
金曜は6時53分から内神田の居酒屋「UZU」。
秘書官との食事が3時間近くというのは奇妙な動き。
そして土曜はスリーハンドレッドでゴルフ。
同伴は三興グループの井本真道代表たち。
この三興グループというのは品川区所在。
「国内外における製造プラント、
原子力施設、ビル設備等の計装・電気・配管プロジェクトエンジニアリング」が中核。
いずれなんかの意味を持ってくるのでしょうか。
あるいは未来投資会議があった日。
未来投資会議が終わったあとの6時31分に東京・芝公園の東京プリンスホテル。
宴会場「鳳凰の間」で自民党岸田派のパーティーに出席
6時57分、東京・赤坂のすし店「すし処魚しん」。
秋山光人日本経済社特別顧問らと食事。
7時30分、公邸。
末延吉正東海大教授らと食事。
この食事が10時6分まで。
末吉氏は近所に岸信介宅があり青少年時代から安倍首相と面識があったとされます。
それにしても2時間。
最近長州系の人たちとの会食が多いように思えるのは気のせいでしょうか。


未来投資会議の骨子。

今夏の成長戦略とりまめ方向性
○本年の成長戦略の閣議決定は、以下の2つに分けて行う予定
(1)成長戦略実行計画
(2)成長戦略フォローアップ
○ (1)については未来投資会議で直接議論したテーマに絞る。
具体的な項目は以下の通り 。
(1)総論 →本日御審議いただく
(2)Society5.0の実現
デジタル市場のルール整備
フィンテック /金融分野
モビリティ
コーポレト・ガバナンス
パリ協定長期戦略

(3)全世代型社会保障への改革
高齢者雇用促進 (70歳雇用延長)及び 中途採用・経験者採用促進
疾病 ・介護の予防 ・健康インセティブ

(4)人口減少下での地方施策の強化
地銀 ・乗合バス等の経営統乗合・共同経営について
地方への人材供給

○(2)については在来の決定事項についてフォローアップした上で更なる新た具体的取組を明記


あるいは高市早苗自民党サイバーセキュリティ対策本部長からの提言書。
岸田政調会長から「令和の時代の成長戦略」提言。
安倍首相からの言葉は「政府の未来投資戦略に盛り込んでもらい内容を生かして欲しい」。
これが今後の政策になってくるのでしょう。
因みに・・・。
成長戦略のキーワード。
「データの利活用のための新たな戦略的枠組」。
「デジタルトランスフォーメーション(DX)」。
「ヘルスケア分野におけるデジタル化、物作り現場のデータの利活用、経験則・暗黙知のデジタル化」。
「我が国の勝ち筋分野」。
サイバーセキュリティ分野のキーワードは「コストから投資への意識改革」。
重要13分野は航空、鉄道、物流、医療、電力・ガス、水道、石油、化学、金融、クレジット、
情報通信、行政サービス」。
ここに農業、警備、シェアリングエコノミーが加わってきました。

市場関係者の言。
「米中覇権戦争。
米ソ冷戦は約44年続きました。
ただ、これは資本主義VS社会主義、自由主義VS独裁主義の戦いでした。
今回は資本主義VS独裁国家による自分に有利なルールによる資本主義」。
そういえば、歴史の彼方で米ソ冷戦というのがありました。
冷戦が終わって日本株が下落したのもたまたまタイミングが合ったとはいえ歴史。
だとすると、地政学的には冷戦の長期化は悪くないとも考えられそうです。

先週末は長野・上諏訪でIRセミナー。
東証1部のあるトップ・ニッチ・グローバル企業のCEOの言葉。
「当社の本社所在地は標高940メートル。
日本で一番高いところにある会社です」。
そして別の東証1部企業の社長さんの言葉。
「目指すは上振れ」。
元気満載でした。

以下は今朝の場況。

「続落」

週明けのNY株式市場で主要3指数は続落。
NYダウの終値は84ドル安だが朝方に一時200ドルあまり下げる場面もあった。
中国の通信機器大手ファーウェイとの取引を事実上禁じる米政府の措置を懸念。
相次いで同社へのサービスや部品の供給を止める企業の動きが伝わり米中貿易摩擦懸念が高まったとの解釈。
半導体セクターが下落を主導しクアルコムとザイリンクスは7%安、インテルは3%安。
スマホの生産・販売で中国に依存するアップルは3%近く下落。
NYダウ平均を押し下げた。
中国売上高が大きい建機のキャタピラーや工業製品・事務用品の3Mも下落。
一方携帯電話3位のTモバイルUSと同4位のスプリントの経営統合の承認方向からスプリントは一時28%上昇。
シカゴ連銀全米活動指数は予想を下回って着地。
消費者物価指数は予想を下回る伸びとなり前月から伸びが鈍化。
表面利率2.375%の10年物国債利回りは前週末比0・02%高い(価格は下落)2.41%。
円は109円81銭まで買われた後110円06銭まで売られ最終的には110円レベルでの推移。
VIX(恐怖)指数は16.31。
SKEW指数は115.25と続落。
SOX指数は4.02%下落。
ダウ輸送株指数は0.32%続落。

「関門は消えず」

週明けの日経平均株価は寄り付き55円高、3ケタの上昇があって終値51円高。
値幅4円とはいえ一応日足は陽線。
先週金曜も値幅4円の陽線。
見た目は2日連続の陽線となった。
とはいえ「極端な気迷い線」に警戒感はある。
75日線(21416円)が壁で5日線(21174円)がサポート。
5日線が下落から上向きに転じつつあるのは悪くない。
結局気迷いの原因は1~3月のGDPの2期連続の増加。
前期比年率2.1%増という数字を好感。
しかし輸入の減少幅は10年ぶりの大きさで内需の停滞感が鮮明。
「むしろGDPは悪化した方が消費像増税延期・凍結につながりよかったのではないかと」。
そんな逆説的な声も聞こえる。
値上がり855銘柄、値下がり1203銘柄。
新高値・新安値ともに90銘柄で同数。
火曜はどちらに転ぶかが課題だが、10時からはソニーの経営方針説明会。
明日はOECDの世界経済見通し発表。
決算を通過してもまだ関門は続く。
騰落レシオが75.99と低水準を継続しているのは売り叩きたい向きには脅威だろう。
NTレシオは13.70倍。
25日線からはマイナス2.2%、200日線からは2.5%のマイナスかい離。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.394%。買い方▲13.478%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.417%。
買い方▲21.970%。
空売り比率は46.8%で47日連続で40%超。
日経HVは11.8、日経VIは18.18。
REIT指数は28ポイント高の1951ポイント。
日経平均採用銘柄のPERは11.97倍でEPSは1779円。
PBRは1.07倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比80円安の21145円。
高値21430円、安値21050円。
一目均衡の雲の下限21087円はクリア。
上限21396円を終値でクリアしたいところ。
ただ昨日黒くねじれた勝手雲は気にかかる。
ボリンジャーのマイナス1σ21345円と25日線21774円との相克。
マイナス2σは20916円と結構下にある。
気学では「安値にあるときは急伸する日」。
水曜は「相場の分岐する日。足取りに追従して駆け引きせよ」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「前場安いと後場高の日。逆なら見送り」。
(櫻井)
タイトル 投稿者 投稿日時
距離感だけではないような・・・ 櫻井 英明 2019/06/18 07:22
商は詐? 櫻井 英明 2019/06/11 07:21
売り目線と買い目線 櫻井 英明 2019/06/04 07:18
ビルダーバーグ 櫻井 英明 2019/05/28 07:15
未来 櫻井 英明 2019/05/21 07:07
人口 櫻井 英明 2019/05/14 07:26
ビビリと強欲の共存 櫻井 英明 2019/05/07 07:08
一瞬の積み重ね 櫻井 英明 2019/04/23 07:21
クラスA 櫻井 英明 2019/04/16 07:26
花は盛りに 櫻井 英明 2019/04/09 07:26