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櫻井 英明 の投稿

日経ヴェリタスの特集は「コロナに負けない革新力」。
サブタイトルの「リモートという新思考」という部分。
「特定の場所に集まる必要があるのか。
新型コロナウイルスは我々に常識の見直しを迫る。
テレワーク、オンライン教育、日用品の効率配送。
空間の縛りを超える新ビジネスの広がりが加速し始めた」。
あるいは「食の宅配市場に革新の芽」。
これは肌で感じるところです。
一方で「関連銘柄の買い時は見極めを」と。
「リーマン・ショックでは日経平均株価が底入れするまでに6カ月かかった。
東日本大震災では底入れまでに8カ月。
チャイナショックでは10カ月を要した」。
これは歴史的事実。
気になるのは「目当ての銘柄が割安に見えても、長期投資ならば、数カ月に分けて買ったほうがいい」。
この言葉は市場関係者からは免罪符的に良く聞かれる言葉。
間違ってはいないのでしょう。
しかし現実はどうなのでしょうか。
「数ヶ月に分けて買うなんて面倒くさい」。
「いっそのこと積み立てで」。
なんて声もあります。
興味深いのは株価の上昇局面でも同じような言葉が聞かれること。
不慮の下げがあるかも知れないから「数回に分けて買った方が良い」。
上げっても数回に分けて。
下がっても数回に分けて。
株式投資は「数回に分けて買う」のがお約束なのでしょうか。
もう一つ興味深いのは「数回に分けて売った方が良い」という言葉はめったに聞かれないこと。
そもそも「売った方が良い」というリコメンドは難しいですが、自分を含めて発信することは少ないもの。
「相場の未来を信じているから」と言ってしまえばそれまでですが・・・。

ある老練な市場関係者の週末のメール。
含蓄に富んでいました。

やはり株式市場は世の中に先行しています。
人間の心理が動かしている面が強いから、どうしても動きが先行するのでしょう。
日経平均の底は3月19日。
株価は世の中に3か月先行して動いているとしたら、
6月19日頃から「外の世界」も好転すると読んでいるのでしょうか!?
「外の世界」より「内の世界(株式市場)」はきちんと分け隔てなく数字、トレンドを教えてくれるだけに親切で分かりやすい。
株式市場のいいところは誰に対しても分け隔てなく株価、トレンドを見せてくれる。
金持ちの株価、貧乏人の株価も同じ(笑)。
マーケットは自由気ままのところがいい。

新型ウィルス問題と同時並行で世界中で起きているのは外出自粛。
先日の都知事のコメントも「不要不急の外出は避けて欲しい。
平日はできるだけ仕事は自宅で行い、夜間の外出も避けて欲しい」。
自宅で仕事が可能な人ばかりではありませんが、少なくとも可能な人は「なんだできるじゃん」となるでしょう。
当方も原稿を書くだけなら自宅だけで事足ります。
昨日は大阪の上場企業の社長さんとTV会議システムでミーティングしました。
この流れで起きているのはテレワークなどの持続的拡大。
そしてAIの進化、ロボットの業務代替。
IT化のスピードが速まったことは間違いありません。
奇しくも明らかになったのは日本の労働人口が今までいかに無駄な時間を過ごしてきたかということ。
会社に行って時間が過ぎればまた明日が来るというような古き良き姿勢は完全に否定されました。
成果がでれば場所も時間も関係ないということが明らかになったきたということ。
「残業が減る」なんて文句ももう過去の遺物。
「いつでもどこでも誰でも」仕事が出来る時代の到来が早まってきたということです。
早い話がデイトレーダー的に自宅で働くことも不可能ではないということ。
となると会社員もデイトレーダーも会議等の有無はあるでしょうが仕事の進め方はそんなに変わらないのかも知れません。
その昔、兜町に行けば情報が何でもあると言われた時代もありました。
しかし、今は対面で話すことなどほとんどありません。
これは、兜町に限らず日本中、世界中で起こっていることでしょう。
営業はテレワークでは無理だろうという声もありますがメールとTV会議で事足りてきました。
呻吟して日参して名刺の数が100枚を超えたら会ってやろうなんて某大手電気メーカー創業者のような逸話はもう聞かれません。
表現は悪いかも知れませんが「奇貨居くべし」という印象です。

先週のこと。
埼玉県知事は県民に対し「今週末は東京都への不要不急の外出を控えるよう呼び掛ける方向で調整」との報道。
千葉県も県民に対し「今週末は東京都への不要不急の外出をしないよう呼び掛けることを検討」との報道。
神奈川県知事は「今週末は不要不急の外出を自粛するよう県民に呼び掛ける方針」。
昨年ヒットした映画に「翔んで埼玉」というのがありました。
結構ヒットして興行収入も確か30億円超。
舞台は架空世界の日本の東京都区部の名門校・白鵬堂学院。
東京都と埼玉県の間には関所があり、埼玉県民は通行手形がないと関所を通過できません。
そんなシチュエーション。
まさか実際にそんな可能性に遭遇するとは思いませんでした。
ちなみに作中での神奈川県。
知事が東京都に追随する路線を貫いていることから関東各県で最も東京都と蜜月関係という設定でした。
現実の埼玉・千葉・神奈川の外出自粛の表現の微妙な違いがあるようにも思えますから不思議なこと。
とはいえ、結局1都3県は首都圏という括りになるのでしょう。

「株式相場は3カ月先を見て動くもの」とよく言われます。
となると、今の悪材料はどう考えても新型コロナウィルス。
その終焉を見越した動きが先週の連日の日経平均1000円高と考えたいところ。
そしてその先にあるのは、巨大な金融緩和というセーフティネットと多額の財政出動を伴う経済対策。
「今を憂うのか未来を先取りするのか」。
気分的には後者の方が快いに決まっています。

格言の「月満つれば則ち虧く」の出展は「史記」。
出展は「日中すればすなわち移り、月満つれば則ち虧く」。
物事が盛りに達した後は、必ず衰え始めることのたとえ。
また、栄華をきわめたことにおごることへのいましめ。  
「満潮ごとに退潮あり」というのもあります。
「栄枯盛衰」「盛者必衰」も同様。
通常は、株価の天井圏などで思い起こされる言葉ですが今回は違うようです。
コロナウィルスだって栄枯盛衰。
どこかで天井を打って過去のペストのように知らぬ間に衰退しているのでしょう。
そもそも「史記」は紀元前の中国の書物。
人の行動はそんなに変わらないものです。

《兜町ポエム》

「エール」

泣いて生まれて響く相場
キット嬉しくて笑っているんだ

高値にはきっと出会うでしょう
売りを引き買いを押し出会うでしょう

君といつか今日の日を意味をもって
ほら耳をすませば

先の見えない日々を越えるたびに
互いに出すその意味を知るんのでしょ

愛する株よ親愛なる相場よ
遠くまで舞い上がれ

朝も昼も夜もずーと動いている
暗闇にほら
響けストップ高
愛する株よ親愛なる相場よ
ウィルス超えて舞い上がれ

以下は今朝の場況。

「恐怖と欲望指数は23→25に上昇」

週明けのNY株式は主要3指数が揃って3%超の反発。
大規模な経済対策が前週末に成立。
景気への過度な懸念が後退した。
「月末要因から急落で低下した株の構成比を元に戻すリバランス(資産構成の再調整)の買いも入りやすかった」との見方もある。
9月までにワクチンの臨床試験を開始すると発表したJ&Jが8%上昇しダウ平均を押し上げた。
マイクロソフトは在宅勤務が増えた影響でクラウドサービスの利用が急増し7%高。
フェイスブックは6%高。
半導体のエヌビディアやインテルも5%超の上昇。
SOX指数は4%近く上昇した。
「イースターを目標としていた外出規制は4月末に延期される予定だがワクチンや治療薬の見通しが立ち始めた。
や経済対策の効果への期待が株価を支えた」という格好だ。
主要株価指数は2月に付けた高値から20%超の下落。
「投資家は新型コロナの経済的損失を見極めながら、経済が持ち直しに転じた際に値上がりが見込まれる銘柄の物色を進めている」という声も聞こえる。
債券市場は3日ぶりに反落。
10年国債利回りは0.726%。
2年国債利回りは0.230%。
ドル円は107円台後半。
WTI原油先者は一時は19.27ドルまで下落。
02年2月以来18年ぶりの安値水準。
VIX(恐怖)指数は50%台で高止まり。
恐怖と欲望指数は23→25に上昇。
先物オプションは落ち着いてきた印象だ。

「期末最終日」

火曜の日経平均は寄り付き505円安、終値304円安と反落。
一時800円以上下落した場面もあったが、シカゴNYダウ先物の上昇もあり下落幅を縮小。
引け間際の10分間で一気に約200円上昇し結局は金曜同様高値引け。
「配当再投資の買いとTOPIX浮動株比率の見直しのリバランスが重なった」との見方だ。
日足は2日連続陽線。
右肩上がりに転じた5日線(18955円)を6日連続で上回った。
プラスかい離は0.68%。
東証1部の売買代金は3兆1480億円。
大引けで5692億円増加
16日連続の3兆円超(40日連続の2兆円超)。
値上がり492銘柄(前日1935銘柄)。
値下がり1620銘柄(前日148銘柄)。
新高値22銘柄(前日35銘柄)。
新安値10銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは68.28。
NTレシオは13.29倍。
サイコロは5勝7敗で41.7%。
右肩下がりの25日線(19641円)からは2.84%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は22304円。
右肩下がりの200日線(21968円)からは13.13%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲6.978%(前日▲7.289%)。
買い方▲21.288%(前日▲21.045%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り▲3.003%(前日▲2.239%)。
買い方▲42.581%(前日▲41.941%)。
空売り比率は43.5%で3日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は9.9%。
日経HVは57.4、日経VIは55.79。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.65倍。
EPSは1508円(前日1519円)と低下。
PBRは0.94倍。
BPSは20303円。
225先物採用銘柄の益回りは7.91%。
ドル建て日経平均は177.12と低下(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は55円安の1881円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1635円(前日1650円)。
東証1部の時価総額は548兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比260円高の19060円。
高値19110円、安値18170円。
大証夜間取引終値は日中比300円高の19100円。
気学では「高値にあるときは反落する」。
水曜は「相場の分岐をみることあり。足取りに注意せよ」。
木曜は「初め高いと後安の日。戻り売り方針良し」。
金曜は「目先の天底をつくる日」。
ボリンジャーのマイナス1σが17654円。
勝手雲の下限は18085円で2日連続で雲の中。
上限は20092円。
RSIが46.35。
RCIが62.91。
日経平均の2019年3月末値は21205円、
同3月中平均は21414.88円。
18年3月末値は21159円。
17年3月末値は18909円
16年3月末値は16758円。
トピの昨年3月月中平均はは1602ポイント。
3月末値は1591ポイント。
今年3月メジャーSQ値は17052円。
(櫻井)。

真逆の同居

櫻井 英明

2020/03/24 07:19

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「市場では日本株は先週で底入れしたとの期待が生まれている」との記事。
政府の大型経済対策への期待ということなのでしょう。
安倍晋三首相は参院予算委員会でコメント。
「前例にとらわれることなくマグニチュードに見合う強大な経済財政政策で日本経済を成長軌道に戻す。
効果的なものを与党・地方の声にも耳を傾けて練り上げていく」。  
市場からは「経済対策の効果が大きいとみられる銘柄はここでは売りにくい。
輸出株劣勢、内需株優勢は自然の流れだ」という見方。
そして個人投資家の買い出動。
「追い証発生で退場を余儀なくされた個人投資家は多い。
一方、中長期狙いで現物を安値で買おうとする動きが出てきた。
SQ後から個人富裕層がキャッシュを窓口に預け買う態勢を整え始めた。
配当金の権利付き最終日までにこうした大口の個人が買う可能性が高い」。
確かにそんな動きもあるのでしょう。
一方で週末に老練な投資家さんからメール。
「落ちたナイフは拾うな。
刺されるぞ!
切り返して市場が安定してから信用取引買いですよ。
かなり個人投資家気持ちがふらついています。
先物は板が薄いのに気にしすぎです」と。
キャッシュでの押し目買いの動きと追証で退場の展開。
どちらも対極に見えますが、実は、この真逆の同居は底打ちサインであることが多いもの。
 
先週末13日時点の信用評価損益率は▲31.92%。
前週の▲20.3%からマイナス幅が10.63ポイント拡大。
マイナス幅の大きさはリーマンショック直後の08年12月19日申し込み時点(▲31.38%)以来。
およそ11年3ヵ月ぶりの水準に悪化しました。
この週(9→13日)の日経平均株価は3318円(16.0%)の大幅下落。
週間の下落幅は過去最大でした。

13日時点の裁定売残は3週連続で増加、前週比4350億円増の1兆7503億円。
2019年9月13日時点(1兆9329億円)以来、およそ半年ぶりの高水準。
同裁定買残高は2週ぶりに減少、前週比1862億円減の2427億円。
1990年11月22日時点以来、およそ29年4ヵ月ぶりの低水準。
東日本大震災もリーマンショックも数字的には超えてしまいました。

先週末時点(3月19日)の配当・分配金利回り(単純平均)も歴史的水準でした。

東証上場REIT   6.817%
東証1部上場     2.63%
東証2部上場     2.60%
ジャスダック上場   2.26%
日経平均           2.92%
10年国債利回り   0.080%

先週は「株安・円安・債券安」の状態。
過去の常識的には「株安・円高・債券高」。
あるいは「株高・円安・債券高」。
どうも経験則が異なったきてような印象櫻井。
悪いことではないのでしょう。
本来は「株高・円高・債券高」が理想ですが・・・。
そもそも・・・。
原油安の恩恵は日本と中国が享受できる筈。

週末に庭に来た鳥は「ウソ」。
幸せを運んでくる鳥だそうです。
平安貴族の愛され古今著聞集にも登場するヒヨドリもやってきました。
時はもう春なのですが・・・。

以下は今朝の場況。

「大幅続落」

週明けのNY株式は大幅続落。
NYダウは582ドル安の18591ドルと3年4カ月ぶりの低水準。
下落幅は一時960ドルまで拡大した場面もあった。
新型コロナウイルスによる景気減速に対応するためトランプ政権が打ち出した経済対策は民主党の反対で議会と合意できず。
政策実行に時間がかかるとの懸念から売り物優勢となった。
FRBは国債などの購入額の目安を従来の7000億ドルから無制限に切り替えた。
発表直後は株価指数先物が急速に買われたが、その後は続かず。
アマゾンが3%高と逆行高となったことでNASDAQは0.27%安の小幅な下落にとどまった。
2月のシカゴ連銀全米活動指数は予想の▲0.35に対し0.16で着地。
10年国債利回りは0.764%。
2年国債利回りは0.288%。
ドル円は111円台前半。
恐怖と欲望指数は8→5。

「日銀ETF買いは強力に協力」

3連休明け月曜の日経平均は寄り付き18円高、終値334円安と反発。
一時17000円台を回復した場面もあった。
日足は3日ぶりの陽線。
5日線(16836円)を11日ぶりに上回り月曜は今年3勝7敗。
日経平均の3ケタの上昇は3月10日(168円高)以来。
300円超の上昇は2月6日(554円高)以来。
TOPIXは3日続伸。
「CMEのダウ先物夜間取引が大引け時点で700ドル安水準での商いとなっているのを横目に見て」。
そんな声も聞こえた。
「節分天井、彼岸底の格言が生きていた」という指摘もある。
日銀が2日連続でEFを2004億円買い入れ今月の購入額が1兆1224億円。
REITのETFは7日連続で買い入れ。
空売り比率が40%を割れており、これではヘッジファンドも戦闘意欲は湧かない格好に映る。
東証1部の売買代金は4兆152億円と4日連続の4兆円超。
11日連続の3兆円超(35日連続の2兆円超)。
値上がり1613銘柄(前日1141銘柄)。
値下がり527銘柄(前日1001銘柄)。
新高値5銘柄(前日5銘柄)。
新安値217銘柄(前日366銘柄)。
騰落レシオは49.85(前日46.88)。
7日連続の50%割れ。
NTレシオは13.07倍と10日ぶりに上昇(前日12.90倍)。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(20542円)からは17.79%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は22597円。
右肩下がりの200日線(22016円)からは23.29%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲0.613%(前日△1.118%) 。
買い方▲28.127%(前日▲29.885%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△5.422%(前日△7.038%)。
買い方▲47.846%(前日▲48.775%)。
空売り比率は38.8%で28日ぶりの40%割れ。
空売り規制なし銘柄の比率は7.7%。
日経HVは43.2、日経VIは54.47。
日経平均採用銘柄の予想PERは10.86倍。
EPSは1555円(前日1538円)。
PBRは0.84倍。
BPSは20104円と2万円台復活。
225先物採用銘柄の益回りは9.21%。
ドル建て日経平均は153.66と反発(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は32円高の1721円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1488円(前日1552円)。
東証1部の時価総額は495兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比305円高の17255円。
高値17665円、安値15060円。
大証夜間取引終値は日中比240円高の17190円。
気学では「押し目買いの日なれど波乱激しく気迷い深める」。
水曜は「目先の天底をつくる日」。
木曜は「逆行性強き日。押し込むと戻す」。
金曜は「初め安いと後高の日。悪目買い方針良し」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が13252円まで拡大。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が15682円。
3日連続でマイナス2σは上回っている。
マイナス1σが18112円。
RSIが12.71。
RCIが1.65。
今年5勝5敗の火曜日。
SOX指数は上昇。
円安株高に期待感。
アノマリーでは火曜が株高の特異日、水曜が株高の日、木曜が株高の日。
(櫻井)。
よく相場変動の際に考えるのは「誰が得をしたのか。それが新犯人」という仮説。
しかし今回はもし中国だとしても中国は今のところ得をしていないし、日米欧ともに損失拡大。
売り方は別にして誰も得をしてない相場の下落ということは不可解なこと。
先日亡くなられた別役実氏の戯曲に表現されるような不条理な暴落だ。
ひょっとすると今回の下落は初めて遭遇する天災の暴落なのかも知れません。
従来の暴落は戦争とかテロとかあるいは金融危機や景気後退など人災の暴落。
だから制御が可能だったというシナリオもあるでしょう。
今回は天災。
それも局地戦ではなく地球規模の天災。
だから先が見えないということになります。
それにしても・・・。
明らかになったのは「今までの暴落は人為だったから実はコントロール可能だった」。
ここに気が付いたことは歴史的に結構大きな収穫かも知れません。

土曜の日経夕刊「ウォール街ラウンドアップ」。
トランプ大統領の演説を受けたアメリカの資産運営会社や調査会社のメンバーのコメントが紹介されていました。
「市場が求めていたのは医療的な解決策だった。
マネーじゃないんだよ」。
あるいは「新型コロナウィルスが広がっているさなかに企業収益の底を探るのは愚かなゲームだ。
ウィルスを止めるしかない」。
「これからが本当の戦いとなる」と言うは容易です。
でもマーケットには医療や感染の専門家はいません。
それなのに自分のフィールドから「利下げだ。金融緩和だ。減税だ。経済対策だ」の声。
「今そこにある危機のために必要なのかどうか」は考えるべきでしょう。
事態の根本は自分の経験と思考のフィールドで起きているのではありません。
結果として市場暴落が起きているということ。
だから「利下げでウィルスは止まらない」というパロディが聞かれたのでしょう。
ココが機械にはおそらく読めないから機械は暴走したのかも知れません。
「やむなくリスクを落とすためにコンピュータのスイッチを切ってしまったファンドも多い」。
これもパロディに聞こえてきます。
ところで、今回一番のパロディは2月24日の日経ヴェリタスの特集。
「ダウ3万ドルの新地平 米株1強、通過点か天井か」。
「史上初の3万ドル乗せに向けNYダウはカウントダウン。
NYダウが初めて1万ドルに乗せてから2万ドルになるのに18年。
そこから3万ドル近辺に到達する期間わずか3年」。
しばらくの見果てぬ夢になってしまいました。

ある投資家さんの言葉。
「昨年末の来年の見通しや予想の中の想定されるリスクにウィルス蔓延はありませんでしたね」。
確かに誰も予想だにしなかった新型コロナウィルス。
株式市場は医学や感染症の専門家集団ではないので、理解不能と見通し不能の世界。
そこで辻褄を合わせようと金融政策や景気対策などへの期待感を持ち出してくるから余計にわかりにくくなります。
あれこれ言っても、起こったのは株価の下落。
日経平均は今年4回目のザラバ中に1000円超の下落幅。
東証1部の時価総額は一気に500兆円を割り込みました。
市場では「指標的には限界値」。
しかし実態は「行き過ぎもまた相場」。
ある投資家さんは独自のV字回復の予想チャートを描いてくれました。
「数か月後、なんであんな安い時に買わなかったの。
なんであんな安い時に売った」とのコメント。
その先の未来を見つめる人が少ない中で貴重な言葉でした。

先週の個人投資家は5500億円の買い越し。
18年10月以来1年5か月ぶりの大きさでした。
現物が4466億円、信用が1087億円。
見出しは「個人の逆張り鮮明」。
そして公募投信への資金流入は2377億円。
報われて欲しいもの。

以下は今朝の場況。

「週明けは大幅反落」

週明けのNY株式は大幅反落。
NYダウは2997ドル安の20188ドル。
下落幅は一時3069ドルに達した。
下落幅は過去最大。
下落率は1987年10月19日のブラックマンデー(22.61%安)以来32年5か月ぶりの大きさだった。
トランプ大統領が「新型コロナ感染の最悪期が8月まで延びる可能性がある」とコメント。
景気についても「おそらく後退に向かっている」と指摘。
これを受け景気悪化が年後半も続くとの見方が強まり相場は一段安となったとの解釈。
9日、12日に続いて今月3回目となるサーキットブレーカー発動で大荒れの展開。
VIX指数は82.69。
208年10月24日のリーマンショックの時の89.53(ザラ場)に迫った。
NASDAQは970ポイント安(▲12.3%)の6904ポイント。
1日の下落率としては過去最大。
ニューヨーク連銀製造業景況指数はマイナス21.5と前月(12.9)から急低下。
09年以来の低水準で、前月からの下落としては過去最大。
「景気悪化が数字にも表れてきた」という見方だ。
国債利回りは低下したものの大幅利下げにもかかわらず予想外に控えめな動き。
10年国債利回りは0.740%
2年国債利回りは0.373%。
ドル円は105円台後半。
G7首脳は新型ウイルスの感染拡大を受けテレビ会議を開催。
「協調行動により、新型コロナウイルスの世界的流行による保健面と経済面のリスク解決に取り組む。
堅固で持続可能な経済成長と繁栄が力強く復活する基盤を整える」というのが結論。
WTI原油先物はバレル28ドル台。
欧州株は反落。
恐怖と欲望指数は5→3に低下。

「さすがに・・・」

週明けの日経平均は寄り付き155円高、終値429円安と大幅続落。
一時300円近く上昇した場面もあった。
その後516円安の16914円まで売られた場面もあった。
日中値幅は871円で大荒れの一日。
日足は4日連続の陰線。
メジャーSQ値17052円を終値で下回って1勝1敗。
「米国の利下げを消化できず。
あえてここで利下げを迫るタイミングの悪さ。
攻めには強いが守りに弱いトランプ大統領」という声もあった。
「日銀は12兆円を上限に残高増加ペースを引き上げるとした。
ただ原則的な買い入れペースは引き続き年間6兆円ペース。
一時的な買い入れ額の上振れはあっても持続性は低い可能性がある」という見方もあった。
東証1部の売買代金は3兆3191億円と6日連続の3兆円超(31日連続の2兆円超)。
値上がり1019銘柄(前日64銘柄)。
値下がり1098銘柄(前日2099銘柄)。
新高値1銘柄(6日連続0銘柄)。
7日ぶりにゼロ脱却。
新安値173銘柄(前日1721銘柄)と急低下。
騰落レシオは40.12(前日43.25)。
3日連続の50%割れ。
NTレシオは13.75倍と5日連続低下。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(2663円)からは21.52%のマイナスかい離。
右肩下がりの75日線は22944円。
右肩下がりにの200日線(22103円)からは23.08%のマイナスかい離。
5日線(18455円)は7日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方△6.443%(前日△6.314%) 。
買い方▲31.239%(前日▲30.904%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△13.578%(前日△14.863%)。
買い方▲47.278%(前日▲46.967%)。
空売り比率は40.5%で24日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は10.6%。
日経HVは42.5、日経VIは60.67。
日経平均採用銘柄の予想PERは10.60倍と低下。
EPSは1603円。
PBRは0.82倍。
BPSは20734円。
225先物採用銘柄の益回りは9.43%。
ドル建て日経平均は159.72と7日続落(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は15円安の1600円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1414円(前日1465円)。
東証1部の時価総額は482兆円。
シカゴ225先物終値は日中比620円安の16220円。
高値18025円、安値15860円。
大証夜間取引終値は日中比540円安の16300円。
気学では「相場の分かれる日。足取りに追従して駆け引きせよ」。
水曜は「後場高のこと多し。前場安ければ買い狙い良し」。
木曜は「初め安いと後高の日。突っ込み買い方針」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が15591円。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が17615円。
RSIが9.01。
RCIが2.75。
今年4勝5敗の火曜日はアノマリー的には株高の日だがさすがに・・・。
(櫻井)。

ちょうど9年前の日本大震災の後に書いていたこと。

改めて気がつかされるのは、この星は生きているということ。
大地は恵をもたらしてくれる存在であるとともに、凶暴であるということ。
祖先たちがこの星との共存共栄に苦難してきた姿が現代でも全く変わっていないということ。
結構厄介な物体です。
もっともこの表現。
この星を、株式市場に置き換えてみても意味は一緒。
恵と凶暴の同居は古今東西の市場で頻繁に見られる現象でしょう。
同じ市場なのに、ある人にはやさしく映り、別の人には冷酷に映るもの。
まったく厄介です。

そして当時行われていたのは今と全く同じ議論。
ヒトもマーケットも学習効果も成長もないということがよく分かりました。

あちらもこちらも「PBR1倍は底値圏」のコメント。
確かに1倍を割れ込むと、その後時間軸は別にして反発してきたのが経験則。
「解散価値を下回っているのだから割安」というのは確かに説得力があります。
かといって、必ずしも1倍を割れ込まないという根拠はどこにもありません。
リーマンショック時も3月の震災時も割れ込んだのは事実。
そして株価が解散価値以上に売り込まれるということは、人気離散の裏返しでもあります。

そこで重要になってくるのは単に割安感ということだけではなく、未来シナリオ。
「復興復旧にはたぶん20兆円以上のお金がぶち込まれる」。
「サプライチェーンの回復は思ったより早い」。
「未定だった企業業績の見通しが思ったよりも急速な増収増益基調」。
「金利上昇→債券価格下落のシナリオが現実感を帯びてきた」。
こう言うシナリオがない限り、「PBR1倍割れ」は単なるお題目でしかないでしょう。

今も議論は一緒。
先日あるストラテジスト氏との会話の中でも登場したのはPBR0.81倍の話。
市場はPBR1倍割れを必死に防いでいましたし、それが一つの目途でした。
2016年1月の中国発の株安。
あるいは18年12月のブラッククリスマスがPBR0.99倍で下げ止まったという経験則。
しかし09年3月のリーマンショック後の安値の時は0.81倍まで低下していたのも歴史。
0.81倍を日経平均株価に当てはめると21181円×0.81=17156円。
いま世界を席巻しているのが「ウィルス性の風邪」なのか、あるいはそれに端を発したリセッションなのか。
現状認識の違いが0.99と0.81の違いになるのでしょう。
市況解説を聞いていたら、「PBR1倍は岩盤。40年不況の時も1.1倍で止まった」。
記録としてはそうなのでしょうが、当時はおそらく純資産は簿価。
今は時価。
この違いが考慮されているのかどうかは不明でした。


《兜町ポエム》

「株価」

株価 株価 ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな株よ 今惜別の時、飾らないあの笑顔で さあ

株価 株価 いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく買い物浴びて
さらば株よ またこの市場で会おう
さくら舞い散る道の上で

サクラの美しさはある意味刹那的。
そして儚さの美学。
散り際寸前の満開への期待感。
儚いからこその高揚感。
美しいからこその憧憬。
春まで他の樹木と一緒に耐え忍んで梅や桃に先を越されながらも咲き始めたら一気呵成。
他者を寄せ付けずにそれこそ唯我独尊。

株式市場は日々正解のない問題を解いているようもの。
変数は多数に及ぶ超連立異次元方程式。
時間軸が未来なので、通過して初めて回答が提示されます。
しかし、その回答は可変であり、容易に変化します。

「ハナミズキ」は「空を押し上げて、手を伸ばす、5月のこと」。
少し前倒しで風景を想像してみれば・・・。。
「市場の我慢がいつか身を結び、果てない波がちゃんと止まりますように。
株と大好きな市場が百年続きますように」。
平和の歌にとっては、少し生臭いかも知れませんが・・・。

以下は今朝の場況。

「原油安を背景にNYダウは過去最大の下落幅」

夏時間となった週明けのNY市場は大幅に3日続落。
NYダウは2013ドル(7.88%)安の23851ドル。
下落幅は過去最大で昨年1月上旬以来の安値水準。
新型コロナウイルスの世界的な感染懸念が拡大。
一時バレル27ドル台をつけた原油先物相場の急落で米エネルギー企業の業績悪化が大きく懸念された。
NYダウの過去最大の下落幅は2月27日の1190ドルだった。
2月12日の過去最高値からの下落率は19.3%。
高値から20%以上下落する「弱気相場」入り目前。
「米国株は2009年3月9日に付けた金融危機後の安値から約12年間、直近高値から2割以上の下落を一度も経験していない。
過去最長の強気相場が続いていたが、9日の急落でNYダウは2月につけた直近高値からの下落率が19.3。
S&P500は18.9%、
弱気相場入りに一段と近づいた」という声も聞こえる。
S&P500は一時7%安となり取引を一時停止する「サーキットブレーカー」が発動され15分間売買を停止した場面もあった。
国債利回りはさらに急低下し過去最低を更新。
10年債利回りは一時、過去最低の0.318%まで低下。
2年債利回りは2014年以来の水準となる0.251%まで急低下。
13日連続で低下した。
10年国債利回りは0.559%。
2年国債利回りは0.408%。
ドル円は一時101.20円と3年超ぶりの安値を付け102円台前半。
VIX指数一時、前週末より5割近く高い62.12まで上昇し終値は54.46。
恐怖と欲望指数は7→3。
2018年のブラッククリスマス以来の超低水準。
イタリア株の下落率は11%。

「2018年12月安値18948円が意識されるし水星の逆行は今日で終わる」

週明け日経平均は寄り付き406円安、終値1050円安と続落。
日足は3日連続の陰線でマドが二つ。
2019年1月7日以来、約1年2カ月ぶりに2万円を割り込んだ。
下落幅(1050円)は18年2月6日以来2年1カ月ぶりの大きさ。
「原油安と円高が余計だった」との声もある。
市場から聞こえるのは「アルマゲドン・ブラックスワン・パンドラの箱など」と市場関係者。
TOPIXは5.6%下落し1388ポイント。
ドル円は一時101円台。
60カ月線(20280円)、昨年8月安値(20110円)も割れ込んだ。
東証1部の売買代金は3兆4646億円と26日連続の2兆円超。
値上がり22銘柄(前日40銘柄)。
値下がり2139銘柄(前日2114銘柄)。
新高値0銘柄(前日0銘柄)。
新安値1254銘柄(前日702銘柄)。
騰落レシオは56.76(前日58.13)。
NTレシオは14.18倍。
サイコロは4勝8敗で33.3%。
右肩下がりの25日線(22630円)からは12.95%のマイナスかい離。
右肩下がりになった75日線は23263円。
右肩下がりになった200日線(22172円)からは11.16%のマイナスかい離。
10%かい離で加速は避けて欲しい。
5日線(20792円)は2日連続で下回った。
空売り比率は46.6%で19日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.1%。
日経HVは25.6、日経VIは36.41。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.00倍。
EPSは1641円。
PBRは0.93倍。
BPSは21181円。
225先物採用銘柄の益回りは8.33%。
ドル建て日経平均は191.85(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は110円安の1791円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1375円(前日1619円)。
東証1部の時価総額は530兆円。
シカゴ225先物終値は日中比535円安の18875円。
高値20110円、安値18505円。
気学では「相場の分岐を司る大事な日」。
水曜は「下寄り買いの日なれど、上寄り付きは飛びき警戒」。
木曜は「気味の急変をみる日なり」。
金曜は「初め高いと後安の日。吹き値あらば売り狙え」。
前日のボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が19069円。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が20256円。
RSIが13.85。
RCIが2.75。
2018年12月安値18948円が意識される。
水星の逆行は3月10日に終わるのだが・・・。
(櫻井)。
昨日、市場はNYダウの続落記録を調べ始めました。
1997年以降、最高記録は8日。
以下の6回。
98年5月8日、01年9月21日、08年10月10日、
11年8月2日、17年3月27日、18年6月21日。
7日続落は5回。
02年7月16日、10年7月2日、15年8月7日、
16年8月2日、16年11月14日。
調べ始めると記録は途絶えるというのがアノマリー。
やはり今回も7日続落で下げ止まって8日目には過去最大の上昇幅となりました。
マーフィーの法則の変形バージョンみたいなものです。


ところで・・・。
先日の朝、通勤途中に傘をさしながら考えたこと。
為替や金や原油、あるいは小麦やトウモロコシに成長性というのはあるのでしょうか。
価格変動はあるにしろ、ドルが伸びるとか金が成長するなんてことは想像もできません。
我田引水からも知れませんが、違うのは株。
これは成長性こそ真骨頂。
値動きや需給だけではないファクターが重要なのは言うまでもありません。
成長するもの、それは株。
強いて言えば、スポーツも同様でしょう。
価格がある訳ではありませんが、選手の成長こそが醍醐味。
これは大きな同類項と大きな違いです。

バーゲンセールに人は集まるもの。
いつもより安く買えるのだから当然といえば当然。
ところが、こと株式市場に限っては、人は集まるものの、買い手ではなく売り手が殺到します。
ここが不思議なところ。
「押し目があったらいいのに」。
よく聞かれた言葉。
「少し下げてくれたら買うのに」。
これも一緒。
でも株価が下げてくると「怖くて手が出せない」。
これも当然の市場心理なのでしょう。

マーケットは常に変化と驚きを求めている場所。
しかし、現実にその変化とボラティリティに遭遇すると、
人はなぜか騒ぎ慄き『落ち着いて欲しい』と願うもの。
この微妙な心理は何をどうしてもなかなか説明できません。
そして・・・。
「この変化と動揺の記録が記憶となりいずれ相場観となってくる」。
こんな箴言はありません。
でも、実際はそんな様相。
「落ち着いて欲しい」と願いながらも、実際に落ち着いた相場展開に戻れば、どこかに隙間風。
真夏の夜の夢にまた遭遇したい。
吹雪の中で見かけた美女に再開したい。
どうしてもこの怖いもの見たさの心理は変えようが無いように思えます。

以下は今朝の場況。


「NYダウは過去最高の上昇幅」

週明けのNY株式市場で主要3指数は大幅反発。
NYダウは1296ドル高(5.2%)高の26703ドルと8日ぶりに反発。
上昇幅は2018年12月26日(1086ドル)を上回り過去最大だった。
「主要中銀が協調して金融緩和に踏み切り、新型コロナウイルスによる景気減速を和らげるとの期待感が背景。
大型のハイテク株を中心に幅広い銘柄に買いが優勢」との解釈。
最後の1時間で約800ドルの上昇となり終値はほぼ高値圏。
投資判断の引き上げからアップルが9%上昇。
NYダウヘの上昇寄与度は173ドル。
医療保険のユナイテッドヘルスの上昇寄与度は123ドル。
マイクロソフト、フェイスブックなど大型ハイテク株が軒並み上昇。
新型コロナの影響による消費者の日用品の買い占めが短期的に収益を押し上げるとの期待からウォルマートなど小売関連も上昇した。
2月のISM製造業景況感指数は前月比0.8低下の50.1。
市場予想を下回ったがFRBパウエル議長の声明による金融政策期待が勝った格好。
17-18日のFOMCでの0.5%利下げは100%織り込まれた格好だ。
7月までにさらに0.5%の利下げも見込まれている。
利下げ見通しから10年債利回りは一時1.03%と過去最低を更新。
30年債利回りも一時1.583%と過去最低を更新。
2年債利回りは約4年ぶり低水準となる0.71%まで下げた。
10年国債利回りは1.151%、2年債利回りは0.895%水準。
ドル円は107円台半ばがあって108円台半ばまで戻した。
市場の焦点はコロナウィルスから金融政策にすり替えられた印象。
VIX(恐怖)指数は40.1→33.2に低下。
恐怖と欲望指数は10→14に上昇。

「雛祭りだけに株祭りが欲しい」

日経平均は寄り付き293円安、一時300円超の下落があって逆に一時450円高もあった。
終値201円高と7日ぶりの反発。
日経平均の値幅(高値と安値の差)は758円。
2018年2月6日以来約2年1カ月ぶりの大きさだった。
日足は3日ぶりの陽線。
FRBと日銀の姿勢を歓迎した格好。
北朝鮮の3か月ぶりの短距離ミサイル発射には反応薄。
日銀はETFを1002億円買い入れ。
買い入れは5日連続で週末の703億円から大幅に増加。
1回の買入額としては過去最大。
前場のTOPIXが1.11%高だったが株価が上昇するなかでETF買い入れは「極めて異例」だ。
ただ自律反発との見方の方も多い。
東証1部の売買代金は3兆5229億円と5日連続の3兆円超(21日連続の2兆円超)。
値上がり1892銘柄(前日35銘柄)。
値下がり240銘柄(前日2122銘柄)。
新高値0銘柄(前日1銘柄)。
新安値583銘柄(前日783銘柄)。
騰落レシオは60.09(前日53.31)。
NTレシオは13.99倍。
サイコロは3勝9敗で25.0%。
右肩下がりの25日線(23141円)からは7.77%のマイナスかい離。
右肩下がりになった75日線は23433円。
右肩下がりになった200日線(22186円)からは3.80%のマイナスかい離。
5日線(21893円)ははるか上。
52週線は22135円。
24か月線が21993円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲3.602% 。
買い方▲17.472%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△4.595%。
買い方▲28.540%。
空売り比率は45.6%で14日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は7.2%。
日経HVは23.8、日経VIは39.30。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.16倍。
EPSは1621円。
PBRは1.03倍。
BPSは20722円。
225先物採用銘柄の益回りは7.60%。
ドル建て日経平均は197.08(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は50円高の1997円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1730円(前日1705円)。
東証1部の時価総額は581兆円。
シカゴ225先物終値は日中比255円高の21425円。
高値21590円、安値20505円。
気学では「安値安値と買い下がり、戻っても尚売らず」。
水曜は「逆行性強き日」。
木曜は「気味が悪くても突っ込み売りは見送り。悪目買い狙え」。
金曜は「高下荒く前後場波動を異にする」。
ボリンジャーのマイナス3σ(収まる確率99.7%)が20970円。
2日ぶりに上回った。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が21694円。
RSIが17.38と上昇。
RCIが2.20と低下。
2月4日の3.02を下回った。
日経平均の日足は「中陽線」。
短い下ヒゲが投資家の上昇期待感。
「自律反発的に上昇する可能性」という見方だ。
一方、やや長い上ヒゲが上値追いは慎重な姿勢。
「27日と28日に空けたマド(2万1528円13銭─2万1844円29銭)埋めがポイント」との声。
今年3勝4敗の火曜日の株祭りに期待したいところ。
NYのような弾性が欲しい。
(櫻井)。