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中嶋 健吉 の投稿

年末は強いとのアノマニーを信じたい所ですが、月初から日米とも株式市場は極めて不安定な展開を続けています。昨年12月の相場再来を懸念する声が次第に大きくなってきているのも事実です。昨年12月相場を日経平均で振り返ると; 

12月3日 25980円(高値)   12月26日 21712円(安値)


この間反発することもない急落を演じています。急落の背景は12月1日アルゼンチンでのG20 で、米中首脳が貿易摩擦解決に合意と伝えられ、日経平均は3日に高値を付けます。しかし5日にカナダ政府がファーエイのCFOの孟晩舟を「まさか」の逮捕し、楽観論が吹き飛びます。更にFRBが金利引き上げの方向を示していたこともあり、ヘッジ系ファンドの意図的な売りに抵抗もできずの急落です。今年も昨年の再来を懸念する声がありますが、市場が既に警戒感を強めていることから、よほどの「まさか?」がない限り堅調を信じたい所です。以下に各種情報ベンダーが伝ええる年末株高のアノマニーを集めてみました。


【アメリカ株 】

各種アノマニーを分析しているトレーダーズ・アルマナック誌によると

  • 1949年以降の経験則ではその年の11月までのリターンが高いと年間で も一段高が見込める 。
  • 年初から11月までで一番上昇したのは1954年の +38%。この年は年間でも +45%の上昇になった 。
  • 更に10月までに20%以上上昇したのは7回。この総てで年末まで更に上昇した。 
  • 今年は既に10月までに20%以上の上昇を達成 。

【日本株】

クイック社の統計から。

  • 2000年以降12月のパーフォーマンスは12勝7敗で勝率 63.2%。年間では第4位になります。ちなみに一位は11月の13勝6敗の 68.4%で今年もその流れを受け継いでいます。 
  • 2000年以降年初から11月まで日経平均が上昇したのは10回内8回は12 月も上昇。 
  • さて今年は??? 

(中嶋)

今年の初め、親友の一人から上記表題「逢九必乱」なる言葉の説明を受けました。中国では西暦末尾9の年に、必ずと言ってよいほど大きな動乱が発生し、社会構造に大きな変化が起きるというものでした。誰もが思いつくのは、当時は米中貿易問題が深刻化し始めた時期でもあり、アメリカの圧力が中国の抱える内部の矛盾を表面化させ、社会混乱を引き起こす可能性でした。しかしその具体的な騒乱のイメージは、残念ながら湧いては来ませんでした。


しかし騒乱は2月に入り、思いもよらぬ香港から起こります。逃亡犯条例の改正案に端を発し、香港を混乱に巻き込んだのは報道の通りです。更に直近の区議会選挙では民主派が圧勝、デモが継続している中での選挙になっため、実質的には民意を反映する住民投票とみなされています。中国政府は結果を無視し、従来通りの強権政策を続ける構えです。しかし正式な選挙で民主派がお墨付きを得ているため、強権の継続は世界の世論を敵に回す結果になりそうです。


以下に末尾9の年の出来事を纏めてみました。それぞれ極めて大きな問題であった事が分かります。 


  • 1949年
    中華人民共和国建国。国民党は台湾に移転。 

  • 1959年
    チベット蜂起。 ダライラマ14世はインドに亡命。国内では、毛沢東が「大躍進政策」失敗で失脚。国家主席は劉少奇に。

  • 1969年
    中ソ国境紛争が勃発。 

  • 1979年
    鄧小平がベトナムに対し「中越戦争」を起こす。

  • 1989年
    天安門事件。民主化運動を弾圧。いまだ死亡者数確定せず、中国最大の暗部。 

  • 1999年
    法輪功を非合法化。現在の宗教弾圧の始まり。
     
  • 2009年
    新疆ウイグルで暴動発生。現在の弾圧に繋がる。 


そして2019年です。今までの流れから、今回の香港の騒動は何か必然を感じます。今までと違い、既に自由国家として世界が認識する香港に対し中国共産党のDNAを移植する壮大な実験です。混乱なく事態が収束する可能性は極めて低いのではないでしょうか。

(中嶋)

裁定取引残高と株価には無視できない関連性が見て取れます 以下にその動向と株価の関係を見ていきます 裁定に伴う株価ですのでTOPIXを使います 


  1. 9月28日2018年
       裁定買い残   2兆5628億円  (当時のピーク)
         売り残     3794億円
         ネット   2兆1834億円

       TOPIX 1838.3  (10月2日2018年) (当時のピーク) 

  2. 12月21日2018年
       裁定買い残     5578億円   (大きく減少)
         売り残     7032億円
         ネット    ▼1454億円   (売り買い逆転)

       TOPIX 1408 (12月26日2018年)  (当時の安値) 

  3. 3月29日2019年
       裁定買い残    1兆4428億円   (大きく増加)
         売り残      9572億円
         ネット      4856億円

       TOPIX 1632 (4月2日2019年) (戻り高値) 

  4. 6月14日2019年11月20日
       裁定買い残      5425億円    (大きく減少)
         売り残      6965億円
         ネット     ▼1540億円    (売り買い逆転)

       TOPIX 1490 (6月3日2019年)  (当時の安値) 

  5. 9月6日2019年
       裁定買い残    3720億円
         売り残  2兆0666億円   (大きく増加)
         ネット ▼1兆6946億円   (逆転残高が最大に) 

       TOPIX 1510 (9月4日2019年) (ボトム、今回の上昇の起点 ) 

  6. 11月15日2019年
       裁定買い残    5801億円
         売り残    8965億円   (大きく減少)
         ネット   ▼3164億円

       TOPIX 1713(11月8日2019年)  (戻り高値) 


買い残は微増ながら、売り残が大きく減少している。買戻しがTOPIXを押し上げたと言える。裁定業者は外資系が多い為、年末の決算締めに向けて大きく売りに傾いたポジションを戻す(買い戻し)動きが続くことが期待できるのでは。 

(中嶋)

騰落レシオ

中嶋 健吉

2019/11/14 07:42

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騰落レシオは、値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で除すことで得られます。 

数字の振れを抑えるために、一般的には25日平均で表します。100を超えることは、値上がり銘柄数が値下がりを上回り、100を下回ることは反対に値下がり数が値上がりを上回っていることになります。


一般的な理解は騰落レシオが120を超えると、過熱気味で反落の恐れがあり、反対に70台に入ると、調整局面の最終で反発が期待できるとされています。 

しかし過去のトレンドを検証すると、必ずしも一致した動きにはならないようです。私の理解では下落局面で70台に入ると概ね底値圏である反面、120台を上回ったからと言って必ずしも高値圏にはならないようです。


騰落レシオの上昇は上昇銘柄が多い、つまり買いが広範囲に広がり市場が上昇している局面です。騰落レシオが120を超え、更に上昇し140を超えてくると、これは株価水準の上方修正の動きと捉えられます。一旦休みを入れた後大相場に発展することも多く注意が必要です。その局面での騰落レシオの休息は広がり過ぎた買い銘柄の見直しになり、レシオは調整の為いったん下落するのですが、市場は勢いがついているため銘柄の絞り込みを始めます。従って指数はむしろ上昇することがよく知られています。


投資家サイドからは利食った後、押し目を期待しても思ったほど下がらない為再び参戦することになります。短期と割り切りその場合は元気の良い銘柄(高値圏)を物色することになります。騰落レシオは再び上昇するのですが、結局一つ一つ元気のよい銘柄も頭を打っていき、最終的には本格調整に入ることになります。160超えの騰落レシオが一つの目安です。160超えの騰落レシオは直近では次の通りです。 


163,47   2010年12月09日 

164,52   2012年12月10日

164,09   2014年6月24日

165,56   2016年12月15日

164,60   2017年5月24日

(中嶋)

馴染みの店

中嶋 健吉

2019/11/07 07:41

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どうしても食に絡む料理屋になってしまいます。仕事上で使う店には招待客に気配りのできる店、恥ずかしくない店など、余計な条件が加えられますがプライベートでは味、店主の人柄、等が優先します。しかし良い店とは、こうした全ての条件を意識せずに醸し出しているものですが。


仕事上での馴染みの店はそれなりに胸襟を開いても、時間の経過とともに社会的な立ち位置も変わり、徐々に縁も薄くなっていくものです。個人的にもそうした店が何軒かあります。一方仕事を離れ、特に夫婦で付き合いを深めた馴染みの店は、必ずしも頻繁に訪れなくても心地よい距離感を保った関係が続くものです。我が家にもそうした馴染みの店が何軒かありますが、特に自宅近くの寿司屋、茅場町の日本料理店には何かと理由を付けて、夫婦で訪れたものでした。


二つの店に共通するのは、夫婦だけで運営しており、主人が料理を、奥様がサーブと会計を担当する、こじんまりした店にあります。その為ともに夫婦での会話を、気兼ねなく楽しめる気安さがあります。しかし何といっても最大の魅力は、それぞれ味とメニューにこだわっており、先ず裏切られたことがなく、常に満足感を持って店を後に出来ることです。その分若者相手の居酒屋に比べ、料金が割高になりますが。


そうした長い付き合いを重ねた両店ですが、寿司屋は昨年末に店仕舞いとなりました。それなりの常連客が歳を重ねるにつけ、遠のいたことが原因の様です。続いて茅場町の店が高円寺に場所替えです。千葉県からはいかにも距離があり、足が遠のくことになりました。ただ最近ある祝い事もあり、家内と久々に訪ねたのですが、いつもながらの裏切らない味覚を堪能できました。しかし高円寺駅南口から近いものの、少しメイン通りから外れているのか客の入りが今一つです。何とか頑張ってもらいたく個人的な思いを込め、この店のアッピールです。店の名は「徳竹」。ネット検索で店の概要は十分把握できます。興味のある方は一度ご訪問を。コスパは十分なお釣りがくると思うのですが。 

(中嶋)