Logo stockvoice

Market Overview

 21日の東京市場は日経平均が2万3864円56銭(▲218.95)、TOPIXは1734.97(▲9.19)。
 前日の米国市場は休場。東京市場は日経平均が11円安でスタート。しばらくは小安く推移しましたが、新型肺炎の感染拡大が伝わると、一気に下げ幅を拡大。中国株も軟調に推移し、東京もじりじりと売りに押されました。昼休みに日銀が金融政策の現状維持を発表しましたが、ほとんど材料視されませんでした。
 東証1部売買高は9億1259万株、売買代金は1兆6704億円。値上がり銘柄数は1002、値下がり銘柄数は1041。TOPIX業種別騰落率は、建設、紙パルプ、自動車、電力ガス、精密など6業種が上昇。空運、鉄鋼、化学、海運、非鉄など27業種が下落。
 個別銘柄では、新型肺炎関連が大きく動きました。大幸薬、鳥居薬、シキボウなど薬品・衛生関連が買われる一方、JAL、資生堂、マツキヨなどインバウンド関連が売られました。

国内外で通信シェアリングや同関連のソリューションの提供を行っている東証マザーズのJTOWER(4485)が続騰した。午後1時05分現在、前日比360円(8.79%)高の4455円で推移している。一時は4580円まで上伸した。 
SMBC日興証券が20日付で当社株を新規に投資判断「1」、目標株価5400円に設定したことを買い材料視した。同証券では、オフィス・商業施設内の通信インフラ共有化により事業が拡大し始めていることを前向き評価しているほか、特に20年から始まる5Gインフラ投資を見据えて屋外のタワー事業の立ち上げを進めていることに注目、高い成長性を見込む。同証券による2020年3月期の業績予想は最終損益2億5700万円の赤字(会社計画は2億8900万円の赤字)。21年3月期には4億9000万円への黒字転換を見込む。

 樹脂製食品容器を手掛けるジャスダックの中央化学(7895)が急騰した。続伸。午後0時53分現在、制限値幅上限の前日比100円(18.02%)高の655円ストップ高買い気配で推移している。 
「中国政府がプラスチック製品の大規模な利用規制に踏み切る」と複数のメディアに伝えられたことから、当社株に思惑買いが向かった。2020年末までの中国政府が全国の飲食店でプラスチックストローの利用を禁じるほか、買い物袋や出前の容器などへの規制を広げ、プラスチックごみの輸入を全面的に禁止するとしており、新素材による食品容器を手掛ける当社にとって追い風になるとの見方が広がった。
昨年11月には継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況を解消したとしており、今回の報道を機に収益面での好転も見直し材料となった。

三菱電機(6503)へのサイバー攻撃事件を受け、サイバーセキュリティ関連株の一角に資金が流入している。ジャスダック上場のテリロジー(3356)が24円(2.9%)高の841円、マザーズのエルテス(3967)は131円(5.8%)高の2372円。東証1部でネットの有害情報遮断サービスを手がけるデジタルアーツ(2326)は50円(0.8%)高の5920円となっている。

 三菱電機は20日、サイバー攻撃で政府機関とのやり取りや取引先企業の情報、8000人超の個人情報が外部に流出した可能性があると発表した。防衛省や原子力規制委員会関連の情報も流出した可能性があるが、安全保障や危機管理に直接関わるような「機微情報」の流出は現時点で確認されていないという。

 鳥居薬品(4551)は大幅に4営業日続伸して連日の昨年来高値更新。午前11時10分時点では前日比290円(8.8%)高の3580円で推移している。
 当社はJT傘下の医薬品メーカーだが、20日の引け後に集計中の前2019年12月期の連結業績予想の上方修正を発表しており、これを好感した買い注文が朝方から増加した。売上高は従来の427億円から前の期比31.3%減の429億9000万円、当期純利益も257億円から273億6000万円(前の期は11億6400万円)にそれぞれ増額した。シダキュア スギ花粉舌下錠の販売が好調に推移して売上が上振れし、セールスミックス等による売上原価率の改善や販管費等のコスト低減効果も営業利益の増加につながった。さらに今後の業績見通しを勘案して繰延税金資産を計上することにしたことで純利益が押し上げられる見込みになった。