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Market Overview

22日の東京市場は日経平均が2万1627円34銭(△18.42)、TOPIXは1617.11(△2.72)。
 前日の米国市場は3指数とも上昇。19-20日のFOMCで当面の利上げ見送りや9月での資産縮小終了が確認され、市場センチメントが改善しました。祝日明けの東京市場も日経平均が105円高でスタート。買い一巡後はマイナス転落したものの、後場終盤に持ち直し、プラス浮上して終えました。
 東証1部売買高は13億6559万株。売買代金は2兆6254億円。値上がり銘柄数は1392、値下がり銘柄数は653、変わらずは95。業種別騰落率は、石油石炭、鉱業、海運、その他金融、機械など25業種が上昇。薬品、農林水産、保険、銀行、証券など8業種が下落。
 個別銘柄では、低金利政策継続を好感したのか、三菱地所、三井不動産など不動産株が強含み。商船三井、住友鉱山など景気敏感株も物色されました。半面、アルツハイマー薬の臨床中止を発表したエーザイがストップ安比例配分。武田、塩野義なども連れ安しました。

エーザイ(4523)は寄り付きから大量の売り注文を浴びて売り気比値を切り下げ。午前11時27分現在で値幅制限いっぱいとなる前営業日比1500円(16.5%)ストップ安の7565円という水準で値がつかないまま売り気配が続いている。

 当社が米製薬会社のバイオジェンと共同開発していたアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」について、後期臨床試験2試験を打ち切ると21日に発表。これが大量の失望売りを誘発した。両社は独立データ監視委員会(DMC)が治験での主要評価項目達成の可能性は低いと判断したことを受け、最終段階に入っていた治験を中止することにしたという。21日の米ナスダック市場ではバイオジェンの株価が29%安と急落して2016年7月以来の安値まで売られて取引を終えていた。この動きが医薬品株全般に対する警戒感を誘い、きょうの東京市場では武田薬品工業(4502)やアステラス製薬(4503)、田辺三菱製薬(4508)など他の医薬品株もそろって下落している。

ジャスダック上場で企業間電子商取引のデータ交換ソフトを手がけるデータ・アプリケーション(3848)が大幅高。午前11時時点では前営業日比139円(7.7%)高の1942円付近で推移している。

 20日の取引終了後に2022年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表。この中で、売上高目標を30億円(今2019年3月期予想は23億5000万円)、営業利益目標を9億円(同6億8900万円)としており、ポジティブに取られているようだ。計画では「EDI(電子データ交換)専業メーカーからの脱皮」を目指し、アライアンス推進を通して将来の新市場創出・進出を図るという。

東証2部上場で不動産ファンドを活用したホテルへの投資などを手がけるウェルス・マネジメント(3772)がストップ高を交えての急騰。午前10時52分時点でも値幅制限の上限(2277円)での買い気配となっている。株価は昨年来高値を更新した。20日に中期経営計画を発表し、これが刺激材料になっているようだ。

 2022年3月期を最終年度とする計画で、最終年度に売上高140億円(今19年3月期予想は40億円)、営業利益は40億円(同13億6000万円)、経常利益に減価償却費を加味したEBITDAは45億円を目指す。今後J-REITを創設し、国内で有数の受託資産を獲得する方針。

クスリのアオキHD(3549)が強い。午前10時37分時点では前営業日比670円(9.0%)高の8090円付近で推移。2月27日の直近戻り高値8050円を上抜き、昨年12月17日以来3カ月ぶりの高値圏で推移している。

 20日の取引終了後に今2019年5月期第3四半期累計決算を発表し、これが買い材料視されているようだ。売上高は前年同期比14.2%増の1874億1500万円、営業利益は21.3%増の108億8200万円、純利益は22.0%増の81億0900万円だった。北関東や北陸を中心にドラッグストア60店舗を新規出店。ドラッグストア併設薬局も16店舗出店し、これが収益に寄与した。

 通期計画は据え置くが、通期に対する第3四半期時点の進捗率は純利益ベースで87%程度。