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Market Overview

 20日の東京市場は日経平均が2万2079円09銭(△34.64)、TOPIXは1616.23(△0.57)。
 前日の米国市場は小幅まちまち。米中貿易協議進展への期待から買いが先行しましたが、伸び悩みました。東京市場は日経平均が86円高で始まり一時は上げ幅を160円まで広げましたが、一巡後は3連休を控えて次第に模様眺めムードが強まり、上げ幅を縮小。後場はTOPIXがマイナス圏に沈む場面もありました。大引けではFTSE指数のリバランスに絡む売買で商いは嵩上げされました。
 東証1部売買高は14億5859万株。売買代金は2兆7700億円。値上がり銘柄数は1157、値下がり銘柄数は886。TOPIX業種別指数は精密、金属製品、その他製品、非鉄、銀行、医薬品など19業種が上昇し、鉄鋼、海運、保険、倉庫、電気・ガスなど14業種が下落。
 個別銘柄では、任天堂やコロプラ、KLabなどゲーム関連が買われ、伊藤忠や中外薬、京成が連日の上場高値更新。ファナックや日鉄、商船三井など景気敏感株には下落するものも目立ちました。マザーズでは材料の出たサンバイオが人気化。

 アシックス(7936)はカラ売りの買い戻しを巻き込んで11営業日続伸。連日で年初来高値を更新しており、午後1時34分現在では前日比19円(1.1%)高の1725円となっている。
 当社はランニングシューズを柱とするスポーツ用品メーカーで欧米向けなど海外売上高比率が74%(18年12月期)と高く為替変動の影響が大きいが、8月下旬に1ドル=104円台まで円高ドル安に振れた円相場が足元では108円前後まで円安方向に戻り、対ユーロでも一時より円安傾向となっていることが買い戻しや見直し買いを誘発している。また、中国の国務院(政府)が17日にスポーツ産業の発展に向けた指針を発表し、一環としてスポーツ関連消費を促進する計画を明らかにしたことも刺激材料になったようだ。直近の個別信用残動向では売り残が55万3900株に積み上がる一方で買い残は14万4100株に減り、取組倍率は0.26倍に低下していた。窮地に陥った売り方が損失確定のために買い戻す動きもあるとみられる。

 スマホ軸にソーシャルゲームの開発・運営を行っているKLab(3656)が続騰した。午後1時34分現在、前日比84円(7.66%)高の1181円と東証1部の値上がり率9位で推移している。一時は1225円まで上伸した。
 21~22日に東京・秋葉原で「スクフェス感謝祭2019」の開催を予定しており、新作のリリース日が発表されるのではないかとの思惑から買いが活発化している。注目されているのはブシロード(7803)などと共同開発しているスマホ向けアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(略称:スクスタ)」。「スクスタ」は「最強・最高のアイドルゲーム」を基本コンセプトにした次世代リズムアクションゲームで、すでに17日にAppStoreでの予約注文とGooglePayでの事前登録を開始している。 株価は9月6日の年初来高値1374円からの調整局面だが、18日安値1068円で底打ち・反転している。

 ビジネスプロセスの可視化・改善・実行支援などを手掛ける東証マザーズのエル・ティー・エス(6560)が大幅反発した。午後1時10分現在、前日比54円(4.64%)高の1217円で推移している。一時は1233円まで上伸した。
 19日にソフトウェアの設計・開発を手掛けるワクト(東京都中央区)の全株式を取得して子会社化すると発表し、買い材料視された。ワクトはエンジニア180名の稼働体制でITシステム開発、設計、構築、運用などを展開している。最近ではデジタルトランスフォーメーション分野にも進出している。今回の買収により、当社は2019年12月期の売上高予想を従来の32億円から35億円に引き上げた。各利益計画は据え置き。取得金額はアドバイザリー費用3000万円を含む1億6000万円。

 半導体・液晶工場向け特殊ガス供給装置と特殊ガスの販売・サービスを手掛けているジャパンマテリアル(6055)が大幅続伸した。午後0時39分現在、前日比63円(4.90%)高の1348円で推移している。
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が19日付で投資判断を従来の「ホールド(保有)」から「バイ(買い)」に引き上げた。目標株価は1600円で据え置き。会社計画の2020年3月期の営業利益は82億円(前期比3.7%増)と連続して過去最高益を更新する見通し。同証券では「第1四半期の大幅減益を背景に株価は調整しているが、今後は来期の利益水準を織り込んで上昇に転じる」としている。同証券による21年3月期の営業利益は105億円見通し。同証券では、「原価管理徹底などによる利益率向上」を挙げている。