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【個別株】金利低下受け三菱UFJが安値更新、時価総額は東証8位に低下

2019/05/16

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が売られて年初来安値を更新。2016年11月以来ほぼ1年半ぶりに500円を割り込み、午前9時34分時点では前日比14.5円(2.8%)安の498.7円で取引されている。時価総額はKDDIやソニーを下回って東証1部の8位に低下してきた。

 景気の先行き不透明感を背景にした世界的な金利の低下傾向が逆風で、15日の米債券市場では長期金利の指標となる10年物国債の利回りが前日比0.04ポイント低下の2.37%で取引を終了。一時は約1カ月半ぶりの低水準の2.36%をつける場面もあった。米国で同日発表された4月小売売上高や鉱工業採算指数がともに市場予想を下回ったことが手がかりで、金融政策の影響を受けやすい短期の2年債は一時2.13%と18年2月以来の低水準をつけた。4月の中国の経済指標が弱かったこともあり、足元で世界的に金利の低下圧力が強まり、銀行株に対しては利ザヤ縮小への警戒感が広がっている。

 三菱UFJは15日の引け後に前2019年3月期連結決算を発表。今20年3月期は3%最終増益と3円増配の予想と公表したが、市場の一部に期待のあった自社株買いの発表がなかったことが失望を誘っている面もあるようだ。