Logo stockvoice

Market Overview

【個別株】郵船など海運株が高い、運賃上昇や原油安などトリプルメリットに

2019/12/02

日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手3社を中心に海運株が高い。郵船は午後1時45分現在で前週末比39円(2.07%)高の1918円で推移しており、TOPIX(東証株価指数)業種別指数で「海運業」は33業種中の値上がり率トップとなっている。

 外航ばら積み船の運賃指標でロンドンのバルチック取引所が算出するバルチック海運指数が11月29日まで6営業日続伸。同日は前日比4.2%高の1528となった。同21日には1255と6月下旬以来の水準に下落していたが、そこからの6連騰で約22%上昇して底入れ感が意識されている。また、最近の国際商品市場で原油相場が下落。主要産油国による協調減産や米中貿易協議を巡る先行き不透明感が強く、原油安が燃料コストの低減につながる海運各社には追い風になる。さらに本日の東京外為市場では円相場が1ドル=109円70銭台と約6カ月半ぶりの安値をつけており、運賃をドル建てで受け取る外国海運各社にはこれもプラス材料。海運市況高、原油安、円安がトリプルメリットになり、海運株への資金流入を誘っている。