関西地盤の中堅橋梁・鉄骨メーカーである高田機工(5923)が4日ぶりに上昇。上げ幅を広げて午前9時36分現在では前日比120円(4.5%)高の2772円で取引されている。6日の通常取引終了後に株主優待制度を導入すると発表しており、これを好感した買い注文が寄り付き段階から増加している。
毎年3月31日現在の株主名簿に記載された1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、2000円分のクオカードを贈呈するという内容だが、当社は今2019年3月期に80円の配当を行う計画であることから、これを加えると1単元保有の株主は実質的に100円配当と同じ還元を受ける形となり、6日終値での配当利回りは約3.8%という計算が成り立つ。
11月9日に発表した今3月期の第2四半期累計(18年4~9月期)連結決算では純利益が3億3700万円(前期比12%増)と足元の業績は好調。それにもかかわらず6日現在でのPERが7.9倍、PBRは0.32倍とともに低水準にとどまっており、これも見直し買いを誘う要因になっているとみられる。