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【個別株】ニコンが大幅続落、通期実質下方修正で見切り売り増加

2019/02/08

 ニコン(7731)が売り先行で大幅続落。午前9時29分時点では前日比189円(10.2%)安の1653円で取引されている。

 7日の通常取引終了後に今2019年3月期の第3四半期累計(18年4~12月期)連結決算(IFRS) を発表し、同時に通期の利益予想を上方修正したが、これは特許訴訟の和解金計上に伴うもので実質では大幅な下方修正。これを嫌気した外国人投資家などの見切り売りが増加している。

 第3四半期は売上高が5262億円(前年同期比0.2%増)、純利益が407億円(同82.8%増)だった。通期予想は売上高を従来の7400億円から7200億円(前期比0.4%増)に下方修正したが、当期純利益は逆に530億円から590億円(同69.7%増)に上方修正した。デジタルカメラの競争激化や半導体露光装置の納入延期などで売上高は下振れするものの、訴訟の和解金として約190億円を受け取ることで利益が押し上げられる見通し。ただ、この一過性の要因を除いた実質では利益も下振れする内容で、来2020年3月期への警戒感も手じまい売りを誘っているようだ。