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Market Overview

かんぽ生命保険(7181)が買い先行で反発。午前9時32分時点で前日比64円(3.6%)高の1820円で取引されている。

 14日の通常取引終了後に発表した今2020年3月期の第2四半期累計(19年4~9月期)連結決算が堅調で、同時に通期の利益予想を上方修正しており、寄り付きから好感買いが増加した。第2四半期累計は売上高にあたる経常収益が3兆6613億円(前年同期比6.1%減)、純利益が763億円(同11.0%増)だった。これを受けて通期の当期純利益予想を従来の930億円から1340億円(前期比11.2%増)に増額した。新規契約の減少に伴う販売費用の減少や資産運用収益の増加などが寄与して従来の22%減益予想から一転して2桁増益となり、前期に続いて最高益を更新する見通し。年間76円の配当予想に変更はないが、237円の予想1株利益を基にした14日終値でのPERは7.4倍に低下した割安感が強まった。親会社の日本郵政(6178)も底堅い決算発表を受けて上昇している。

 14日の東京市場は日経平均が2万3141円55銭(▲178.32)、TOPIXは1684.40(▲15.93)。
 前日の米国市場は小幅まちまち。東京市場は日経平均が6円高でスタートしましたが、国内7-9月期GDPや中国鉱工業生産が市場予想より弱く、前引けにかけてマイナス転落。後場に香港が下げ幅を広げると、東京も売りがかさみました。
 東証1部売買高は14億40万株、売買代金は2兆2436億円。値上がり銘柄数は371、値下がり銘柄数は1726。TOPIX業種別騰落率は、情報通信、農林水産の2業種のみ上昇。紙パルプ、繊維、ゴム、鉄鋼、海運など31業種が下落。
 個別銘柄では、トヨタ、パナソニック、NTTなど主力株が軟調。上期決算が事前報道と同水準だった三菱UFJも失望売りが先行しました。半面、決算や業績予想が好感された学研、ヤマハ発動機が大幅高。

ヤマハ発動機(7272)が大幅高。13時45分時点では前日比103円(4.7%)高の2293円と買いが先行。11時25分には2355円まで上伸し、4月25日以来7か月ぶりの高値を取る場面があった。前日発表の今2019年12月期第3四半期累計(1-9月)決算が好感されているもよう。

 同期間の売上高は前年同期比0.4%増の1兆2672億円、営業利益は13.4%減の999億円、純利益は7.5%減の756億円だった。前年同期比では減益着地だったが、今期通期計画に対する進捗率は営業利益で79%、純利益で94%と高め。先進国での二輪車事業の赤字が縮小しているうえ、インドネシアなど新興国で高価格製品の販売が増加。プレジャーボートなどのマリン事業も好調という。

 当社株は5月7日の第1四半期決算発表後、翌8日に急落してチャート上にマドを開けたが、きょうの上昇でこれを埋めた格好。

プロトコーポレーション(4298)が急落。午後1時47分時点では前日比205円(16.3%)安の1054円で東証1部の値下がり率銘柄ランキングのトップとなっている。

 当社は中古車販売サイト中心の広告収入とタイヤなどの物販が収益の柱だが、連結子会社であるオートウェイの代表取締役社長と常務取締役、従業員の合計3名が不正競争防止法違反の疑いで愛知県警に逮捕されたと13日に発表しており、これを嫌気した売り注文が増加している。同社グループとしては同法に違反した認識はなく、検察庁による判断を待って対応を考えるとしているが、コンプライアンス(法廷遵守)に厳しい外国人投資家などには保有を減らす動きもあるようだ。10月31日に発表した今2020年3月期の第2四半期累計(19年4~9月期)連結決算が好調で11月12日には1349円の年初来高値まで買い進まれていただけに、その反動で下げがきつくなっている面もあるようだ。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が続落。13時30分時点では前日比9.4円(1.6%)安の577.5円と売りが先行している。

 前日発表の今2020年3月期上期(4-9月)決算は、経常収益が前年同期比6.2%増の3兆5852億円、経常利益は10.2%減の7952億円、純利益は6.3%減の6099億円だった。通期見通しは純利益のみ開示しており、9000億円との目標値を据え置き。通期に対する進捗率は68%とやや高めだが、上期業績については事前に観測報道があり、報道内容とほぼトントン。ポジティブサプライズはなく、きょうはどちらかと言えば売り物に押されている。

 当社は発行済総数の0.77%にあたる1億株、500億円を上限とする自社株買いも発表しているが、こちらもあまり効いていないようだ。