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Market Overview

 東洋シヤッター(5936)が売られて急反落。午前9時49分現在では前日比90円(11.5%)安の691円で東証1部の値下がり率銘柄ランキングのトップとなっている。
 27日の引け後に今2020年3月期の第3四半期累計(19年4~12月期)連結決算を発表。これが不振だったことが見切り売りを誘発している。同期決算は売上高が162億1300万円(前年同期比7.9%増)、純利益が5億1700万円(同1.4%減)。大型案件への集中などで受注競争が続き、受注高は176億1500万円(同2.5%増)だった。ただ、直近の第3四半期(19年10~12月期)に限った同利益は1億5100万円(前年度期比64.3%減)と落ち込んだ。売上高210億円(前期比1.2%減)、当期純利益4億8000万円(同6.9倍)などの通期予想は変えておらず、多くの投資家が意識していた大幅上振れへの期待感は薄れているようだ。

 総合材料メーカーの日東電工(6988)が売り先行で続落。午前9時33分時点で前日比210円(3.4%)安の5910円で取引されている。
 27日の通常取引終了後に発表した今2020年3月期の第3四半期累計(19年4~12月期)連結決算(IFRS)が売上収益5707億3500万円(前年同期比9.4%減)、営業利益601億9600万円(同28.4%減)と低調な内容だったことが嫌気されている。スマートフォン向け液晶偏光板などの販売が伸び悩んでいる。とくに直近の第3四半期(19年10~12月期)の同利益は190億9300万円(前年同期比41.7%減)と不振だった。通期予想は売上収益7500億円(前期比7.0%減)、営業利益710億円(同23.5%減)などの通期予想は据え置き、同時に発行済株式総数の5.74%にあたる900万株、金額で500億円をそれぞれ上限に自己株式を取得する方針も明らかにしたが、下支え役としては力不足。自己株式は2月3日から7月31日の期間に買い付ける計画だ。

 27日の東京市場は日経平均が2万3343円51銭(▲483.67)、TOPIXは1702.57(▲27.87)。
 前週末の米国市場は中国発の新型肺炎拡大を受け、弱い動き。週明けの東京市場は日経平均が400円安でスタート。アジアの多くが休場の中、東京に売りが集中し、全面安の展開。為替も円高に振れ、ほとんど戻せずに終えました。イラク・バグダッドの米国大使館がミサイル攻撃を受けたことも投資家心理を冷やしました。
 東証1部売買高は11億8046万株、売買代金は2兆1772億円。値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は1961。TOPIX業種別騰落率は、不動産のみ上昇。下落率上位は、空運、金属、非鉄、機械、その他製品など。
 個別銘柄では、JAL、ANA、HIS、共立メンテなど観光関連株が軒並み安。安川電、コマツなど中国関連も売られました。半面、三菱地所、三井不動産など不動産の一角が逆行高。

 ジャスダック上場のリプロセル(4978)が商いを膨らませて急騰。午後1時22分現在では前週末比47円(22.8%)高の253円で推移している。
 当社は東大・京大発のバイオベンチャーで培養液の開発などを手がけるが、「今春にも再生医療用のiPS細胞の製造受託サービスを始める」と一部に報じられたことが材料視された。独自技術で製造し、他社の製品に比べて安全性が高いのが特徴といい、同社は日米欧に拠点を持っており、各地域の当局の規制にのっとって健康な人から細胞を採取してiPS細胞を作るという。
 全般相場が新型肺炎の感染拡大の影響を懸念して景気敏感株中心に大きく売られており、当社株は外国人の保有が少なく景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ性も大きな魅力となっているようだ。

 日置電機(6866)が逆行高で午前9時42分現在で前週末比155円(4.1%)高の3900円で推移している。
 当社は各種テスターなど電気測定器の中堅メーカーだが、24日の通常取引終了後に前2019年12月期連結決算を発表。これは予想から下振れして着地したが、同時に公表した今2020年12月期業績予想では移転して2ケタ増益を見込んでいることが明らかになり、寄り付きから好感買いが増加した。
 前期は売上高が前の期比2.1%減228億8100万円、当期純利益も同20.8%減の21億9700万円だった。電子測定器や自動試験装置などの売上が伸び悩んだ。今期については売上高238億円(前期比4.3%増)、当期純利益26億円(同18.3%増)を見込み、1株利益も190.8円に回復すると予想している。直近の信用残動向では取組倍率が0.24倍と売り残が買い残を上回っており、売り方による買い戻しが需給面からの株価押し上げ要因になっている面もあるようだ。