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Market Overview

日本郵船(9101)と商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の大手3社をはじめ、NSユナイテッド海運(9110)や明治海運(9115)、飯野海運(9119)など海運株が軒並み高。郵船は午後1時31分現在では前日比30円(1.9%)高の1622円で推移している。

 米中貿易摩擦の激化や世界景気の先行き不透明感を背景に上値の重い展開が続き、郵船や川崎汽、飯野海などは8月26日に年初来安値をつけていた。しかし、ここにきて国際的な海運市況の上昇を追い風に売られ過ぎた株価を見直す動きが強まっている。外航ばら積み船の国際運賃指標であるバルチック海運指数は2日まで8営業日続伸。2日は前週末比2.7%高の2442と2010年10月以来およそ8年11カ月ぶりの高水準となっており、海運各社の収益を押し上げる要因になるとして買い材料視されている。最近の下落によって郵船や商船三井、NSユナイテッドなどのPBRは0.5倍台と、解散価値と言われる1倍のほぼ半分まで低下しており、売られ過ぎ感も意識されていた。欧米の金融緩和や財政出動など今後の景気刺激策への期待感も外国人投資家などの見直し買いを誘発している

王将フードサービス(9936)が強含み。10時40分時点では前日比20円(0.2%)高の7190円付近で推移している。前日発表した8月の月次売上高速報で既存店売上高が2か月ぶりに前年実績を上回っており、これが一定の材料になっているようだ。

 8月の直営既存店売上高は前年同月比1.3%増の68億5700万円、客数は0.8%増の711万9000人、客単価は0.5%増の963円だった。8月は台風や豪雨の悪影響があったが、生ビールキャンペーンなどの販促活動が奏功したという。全店売上高は前年同月比2.3%増、客数は1.8%増、客単価は0.4%増だった。

 当社株は7月24日に年初来安値6300円を付けた後、復調傾向。今日の株価は5月8日以来4か月ぶりの水準を回復している。

ホットランド(3196)が急落して1月4日以来およそ8カ月ぶりに年初来安値を更新。午前9時58分時点では前日比161円(11.9%)安の1195円で東証1部の値下がり率銘柄ランキングのトップとなっている。

 2日の引け後に公募増資などで38億円あまりを調達すると発表しており、1株利益の希薄化や短期的な需給悪化などを懸念した売り注文に押されている。普通株式261万株を発行するほか、需要動向をみながらオーバーアロットメントによる売り出しも39万株を上限に実施する。発行価格は10日から13日までのいずれかの日に決定し、18日から24日までの間のいずれかの日が払込期日になる。希薄化率は最大16.2%となるが、調達資金は「銀だこ酒場」や「築地銀だこ」を中心とする新規出店に係る設備投資に充当する計画だ。

ジャスダック上場のワークマン(7564)は5日続伸の動きで連日の実質上場来高値更新。時価総額が初めて5000億円を超える場面もみられており、午前9時42分現在では前日比50円(0.8%)高の5980円で推移している。全般に薄商いの中で売買代金はジャスダック市場で断トツの1位となっている。

 2日の引け後に8月度の月次速報を発表しており、これが好調な内容だったことを評価した買い注文が膨らんでいる。8月度の既存店売上高は54.7%増だった。客数が34.2%増で客単価も15.3%増と大きく伸びた。猛暑日が続いたことで空調ファン付き作業服や冷感機能のコンプレッションウェア、クールスリーブ等の防暑小物など夏物商品が活発に動いたという。新店などを含めた全店売上高は59.5%増だった。当社株は8月度の月次好調への期待感を背景に昨日まで4営業日続伸。昨日には3月28日につけた上場来高値を更新していたが、事前の投資家の期待を上回る月次結果を受けてさらに上値を試す展開となっている。

茶葉製品・緑茶飲料最大手の伊藤園(2593)が買い先行で反発。取引時間中としては7月16日以来ほぼ1カ月半ぶりに5000円台を回復しており、午前9時26分時点では前日比240円(5.0%)高の5030円で取引されている。

 2日の通常取引終了後に発表した今2020年4月期の第2四半期(19年5~7月期)連結決算が堅調な内容だったことを評価した買い注文が寄り付きから増加。カラ売りの買い戻しも巻き込んで上げ幅を広げている。第1四半期は売上高が1303億6700万円(前年同期比6.6%減)と減少したものの、営業利益は62億0700万円(同2.3%増)と増益を確保した。競争激化や天候不順などが響いて売上は伸び悩んだが、原価低減効果などで採算が改善した。売上高5100億円(前期比1.2%増)、営業利益230億円(同0.8%増)の通期予想などに変更はないが、長梅雨などの影響を考慮して事前に売り建てていた投資家もいたもようで、堅調な第1四半期決算を受けて買い戻す動きがあるようだ。