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Market Overview

 ラクスル(4384)が大幅続落して午後2時3分時点では前日比285円(6.8%)安の3895円で推移している。
 ネットで印刷を低価格で小口から仲介する「ラクスル」の運営が主力で集客支援や運送仲介の「ハコベル」なども展開しているが、12日の通常取引終了後に発表した前2019年7月期決算で直近の第4四半期(19年5~7月期)が赤字だったことが失望感を誘っている。前期は売上高が前の期比53.6%増の171億6800万円、営業利益が同54.6%増の1億4300万円となったが、第4四半期に限った営業損益は500万円の赤字(前年同期は1億4900万円の黒字)だった。売上は順調に伸びたものの、印刷事業への積極的な広告宣伝投資と運送事業への投資などが利益を圧迫したという。今2020年7月期の業績予想は開示していないが、8月28日から東証1部に市場変更され、このところ上昇していた反動もあって下げ幅が大きくなっている。

 「はてなブログ」を運営している東証マザーズのはてな(3930)が急反落した。朝方から値付かずの展開となる中、午後1時55分現在、制限値幅いっぱいの前日比700円(18.69%)安の3045円ストップ安売り気配で推移している。 
 12日に前2019年7月期単体決算と今20年7月期業績予想を発表した。前19年7月期は大幅増収・増益となったが、今20年7月期は一転、大幅減益の見通しとなったことを嫌気した。20年7月期の営業利益は2億8700万円(前期比36.6%減)、純利益は1億9700万円(同39.6%減)の見通し。売上高は27億8100万円(同10.3%増)と増収を見込むが、労務費や販促費、管理コストを中心とした販管費が大幅に増加する。

 ジャスダック上場の高級スキンケア主体の化粧品メーカーのアイビー化粧品(4918)が5連騰した。朝方から値付かずの展開となる中、午後1時44分現在、制限値幅上限の前日比150円(16.54%)高の1057円ストップ高比例配分で推移している。
 12日に、黒ニンジンの搾汁液・粉末を含有する皮膚化粧料に関して特許を取得したと発表し、買い材料視された。黒ニンジン搾汁液にはアントシア二ジン類やカロテン類などが含有されており、チロシナーゼ活性阻害効果やチロシナーゼ合成阻害効果、繊維芽細胞活性化効果を有していることを発見したとしている。今回の特許により、添加剤として皮膚化粧料に配合することができるようになった。

 渋沢倉庫(9304)は5日続伸の動きで連日の年初来高値更新。2018年2月以来およそ1年7カ月ぶりに2000円台を回復する場面もみられており、午後1時35分現在では前日比77円(4.0%)高の2001円となっている。
 全般相場の上昇トレンドに乗って割安修正の動きが鮮明化しており、上値での戻り待ちや短期の利益確定売りを吸収して戻りを試す展開となっている。荷物保管が増加して主力の物流事業が好調に推移しているほか、不動産事業も高水準をキープしており、会社側では今2020年3月期は売上高670億円(前期比3.7%増)、当期純利益25億円(同10.0%増)と増収増益を見込み、年間配当も4円増の50円とする方針。12倍台のPERや0.7倍台のPBRなど指標面の割安感も買い安心感を誘っている。
 また、当社はその名が示すとおり明治時代に活躍した実業家の渋沢栄一が創業した会社として知られるが、2021年1月から放送されるNHKの大河ドラマが渋沢の生涯を描く「青天を衝け」に決まり、9日に制作発表が行われたことも最近の刺激材料になっているようだ。

 東証マザーズ上場のSKIYAKI(3995)が急騰して値幅制限上限となる前日比100円(15.38%)ストップ高の750円まで上昇。午後11時22分現在では同水準で買い気配となっている。
 当社は音楽アーティスト等のファンクラブ運営やグッズECサービスなどを手がけるが、12日の引け後に発表した今2020年1月期の第2四半期累計(19年2~7月期)連結決算が好調な内容だったことを評価した買い注文が増加している。同期決算は売上高が23億3200万円(前年同期比38.6%増)、純利益が5200万円(同5.9倍)だった。サービス数や有料会員数の増加に伴って売上が伸びており、直近の第2四半期(19年5~7月期)に限った同利益は4300万円(前年同期は1800万円の赤字)と大きく改善した。当期純利益1億0500万円~2億1500万円という通期予想は変えていないが、好調な第2四半期決算を素直に評価する動きとなっている。