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Market Overview

 28日の東京市場は日経平均が2万479円42銭(△23.34)、TOPIXは1490.35(△0.66)。
 前日の米国市場は3指数とも反落。米中問題が過熱しているうえ、再び10年債と2年債の利回りが逆転し、警戒ムードが強まりました。東京市場は日経平均が18円高でスタート。売買材料に乏しく10時台までに高値、安値を付けた後はその78円の値幅内で膠着しました。
 東証1部売買高は9億5799万株。売買代金は1兆6159億円。値上がり銘柄数は815、値下がり銘柄数は1220。TOPIX業種別騰落率は、不動産、電力ガス、鉱業、情報通信、化学など15業種が上昇。機械、鉄鋼、精密、農林水産、ゴムなど18業種が下落。
 個別銘柄では、NTT、KDDIなど通信株がしっかり。三菱地所、三井不動産など不動産株も物色されました。半面、オリンパス、ニコン、キヤノンなど精密機器が冴えず。

東証1部上場でアニメやゲームなどのコンテンツを制作するマーベラス(7844)が朝高後、マイナス転落。午前9時2分には14円(1.8%)高の791円まで買われたが、午前11時15分時点では3円安となっている。前日にプレイステーション4向けソフトの投入を発表したが、買い続く勢いはない。

 フィンランドのレメディ・エンターテインメント社が開発し、当社が日本での販売権を獲得した「CONTROL(コントロール)」を12月12日に発売する。CONTROLは、超能力を駆使して戦う三人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。パッケージ版とダウンロード版に加え、追加ダウンロードコンテンツの「デラックスエディション」では限定コスチュームなどがセットになった商品も発売する。

 当社株は今年2月以降、下落トレンド入り。8月6日には年初来安値の713円まで売られた。足元ではやや持ち直しているものの、75日移動平均線(803円)が上値抵抗線となっている。

北陸最大のドラッグストアチェーンで東海地方などにも展開するクスリのアオキホールディングス(3549)が続伸。取引時間中としては4月1日以来およそ5カ月ぶりに8000円台を回復しており、午前11時14分時点では前日比140円(1.8%)高の8030円で推移している。

 27日の通常取引終了後に発表した8月度(7月21日~8月20日)の月次営業速報が好調な内容だったことを評価した買い注文が朝方から先行。カラ売りの買い戻しも巻き込んで堅調な値動きとなっている。8月度の既存店売上高は前年同月比7.9%増と今2020年5月期に入って最大の伸び率だった。客数が5.0%増で客単価も2.8%増と伸びた。新店を含めた全店売上高は同19.5%増だった。株式需給面では直近の23日申込現在での個別信用残動向で売り残高が6万6900株に増える一方で買い残高は3万4200株に減少し、取組倍率は0.51倍へさらに低下。26日の日証金ベースでは15銭の逆日歩もついており、苦しくなった売り方が買い戻す動きもあるようだ。

ダイドーグループホールディングス(2590)は3営業日ぶりに反発。午前10時01分現在では前日比145円(3.5%)高の4275円で推移している。

 当社は自販機販売が主力の清涼飲料大手だが、27日の引け後に今2020年1月期の第2四半期累計(19年1月21日~7月20日)連結決算を発表。これが予想に対して底堅かったという見方から見直し買いが優勢になっている。同期の売上高は854億3800万円(前年同期比1.8%減)、純利益は12億2600万円(同33.7%減)だった。7月の低温傾向が影響して主力の国内飲料事業の売上が伸び悩んだほか、為替の円高が響いて海外飲料も減収だった。もっとも、5月下旬に発表した第1四半期(19年1月21日~4月20日)決算が低調だったうえ、通期予想は売上高1700億円(前期比0.9%減)、当期純利益24億円(同37.8%減)などと当初から大幅減益だった。このため、本日は買い戻しや見直し買いが流入している。

プリント基板向け電子材料が主力の有沢製作所(5208)が買い先行で大幅続伸。7月25日につけた年初来高値をおよそ1カ月ぶりに更新しており、午前9時40分時点では前日比80円(9.2%)高の952円で東証1部の値上がり率銘柄ランキングの実質トップとなっている。

 27日の通常取引終了後に発行済株式総数の9.9%にあたる360万株、金額で32億円をそれぞれ上限に自己株式の取得を行うと発表しており、寄り付き段階から好感買いが増加した。8月28日から2020年3月24日の期間に買いつける計画。

 また、27日には当社が保有するポラテクノ(4239)の株式928万株について、すべてを日本化薬(4272)が実施する株式公開買いつけ(TOB)に応募して譲渡することも明らかにした。ポラテクノが持ち分法適用会社から外れることなどを織り込み、今2020年3月期の連結利益予想を下方修正したが、本日の株価の反応は大型の自己株買いのインパクトの方が勝っている格好。今期の当期純利益予想は従来の27億5000万円から13億5000万円(前期比52.8%減)に修正した。