Logo stockvoice

Market Overview

 オリンパス(7733)が買われて3日ぶりに反発。午前9時59分時点では前日比58円(4.97%)高の1223円で推移している。
 ソニー(6758)が保有する当社株式6897万5800株(発行済株式総数の5.03%)のすべてを売却する意向を示したのに対し、自己株式取得で対応する方針を29日の引け後に発表しており、これを前向きに評価した買い注文が先行している。両社はオリンパスの経営が悪化していた2012年に資本業務提携し、ソニーは約11%を出資。その後に一部を売却したが、なお5%あまりを引き続き保有しており、ソニー株を買い進めている米投資ファンドのサード・ポイントが売却を求めていた経緯がある。
 オリンパスは29日の終値(1165円)で30日午前8時45分の東証の自己株式立会外買い付け取引(ToSTNeT-3)において8500万株、金額では990億2500万円をそれぞれ上限に自己株式を取得する計画を明らかにした。ソニーも上昇している。

 時間貸し駐車場「タイムズ」を運営するパーク24(4666)が売り先行で大幅続落。午前9時36分現在では前日比242円(10.13%)安の2145円で取引されている。
 29日の通常取引終了後に発表した今2019年10月期の第3四半期累計(18年11月~19年7月期)連結決算が低調な内容だったことを嫌気した売り注文に押されている。同期決算は売上高が2326億1400万円(前年同期比7.7%増)、純利益は78億0500万円(同13.9%減)だった。カーシェア事業は順調に拡大しているが、国内外での駐車場事業の採算が低下し、本社移転費用の計上も響いて直近の第3四半期(19年5~7月期)に限った純利益は21億7700万円(前年同期比40.1%減)にとどまった。売上高3200億円(前期比7.2%増)、当期純利益128億円(同7.6%減)などの通期予想は据え置いたが、純利益の進捗率は約61%と低めで最終的な下振れを警戒する投資家が見切り売りを出しているもよう。

 29日の東京市場は日経平均が2万460円93銭(▲18.49)、TOPIXは1490.17(▲0.18)。
 前日の米国市場は3指数とも反発。東京市場は日経平均が21円高でスタートしましたが、特段の買い材料がなく、ほどなくマイナス転落。逆に売り込む材料もなく、後場は戻り歩調となりました。一方、新興市場は弱く、マザーズ指数は4日続落で終値ベースの年初来安値を更新、ジャスダック平均も7日続落でした。
 東証1部売買高は9億9116万株。売買代金は1兆6651億円。値上がり銘柄数は919、値下がり銘柄数は1112。TOPIX業種別騰落率は、農林水産、石油石炭、鉄鋼、ガラス土石、その他金融など21業種が上昇。サービス、ゴム、精密、情報通信、証券など12業種が下落。
 個別銘柄では、KDDI、NTTなど通信株が冴えず。大型の株式売り出しを発表したリクルートは4%強の大幅安。半面、出光、国際帝石など原油関連が強含み。

 東証マザーズ上場の創薬ベンチャーであるアンジェス(4563)はきょうも売り物が続いて下げ幅を拡大。午後には一段安となり、値幅制限の下限である前日比100円(15.16%)ストップ安の560円まで売り込まれて午後1時 分現在でも同水準で売り気配となっている。
 当社が開発した遺伝子治療薬で足の血管を再生する新薬「コラテジェン」について、厚生労働省が28日に保険適用を決定。投与1回あたりの薬価(公定価格)は60万円に決まったが、これが多くの個人投資家の期待を下回ったとして28日から見切り売りが急増。直近の23日申込現在での個別信用残動向では買い残高が1674万株あまりと膨らんでおり、もともと手仕舞い売りが出やすかったが、株価の急落を受けて追加証拠金(追い証)の差し入れを迫られた投資家が投げ売りに出ているという見方もある。

 フィルムや樹脂など高分子事業や繊維事業を展開しているユニチカ(3103)が大幅続落した。一時は290円まで下げ、連日で年初来安値を更新した。午後1時13分現在、前日比15円(4.88%)安の293円で推移している。
 28日に取引先との契約や社内基準に満たない製品を出荷していたと発表し、嫌気された。不織布やポリエステル繊維などで、一部は昨年10月の段階で不正を把握しており、1年近くも不正の公表と取引先への報告を見送っていた。このため、ブランド毀損や信頼感低下によるシェア低下、対応費用の増大による収益悪化への懸念から売りが先行する展開となっている。現時点での2020年3月期予想の営業利益は65億円(前期比20.2%減)、純利益2億円(同96.2%減)となっており、さらに減益幅が拡大するのではないかとの見方が浮上している。