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Market Overview

介護事業者向け展示商談会開催事業などを展開している東証マザーズのブティックス(9272)が急落した。一時は2850円まで下げ、1月日の年初来安値2999円を更新した。午後1時43分現在、前日比380円(10.79%)安の3145円で推移している。

 24日に2019年3月期の単体業績予想を減額修正し、嫌気された。営業利益は従来予想の2億0700万円から1億2300万円(前期比0.8%増)に、純利益は同1億3400万円から8200万円(同12.3%増)に下振れた。新規展示会の立ち上げに想定以上の人員配置を要した。介護事業者や医療事業者に特化したM&A仲介事業は、19年3月期中に見込んでいた大型案件を含む複数案件の成約が、20年3月期にずれ込んだ。介護用品や健康器具等を取り扱うEC(電子商取引)事業では、広告の出稿コストの高止まりや検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受けたとしている。

自動車ランプ大手のスタンレー電気(6923)が大幅に4日続落。午後1時25分時点では前日比320円(9.62%)安の3005円で東証1部の値下がり率銘柄ランキングの4位となっている。

 24日の引け後に発表した前2019年3月期連結決算はほぼ予想通りだったが、上振れを期待していた投資家にとっては失望を誘う結果だった。また、同時に開示した今2020年3月期業績予想では減収減益を見込んでいることが明らかになり、外国人や国内機関投資家などからの見切り売りに押されている。今期は米中貿易摩擦に起因した自動車市場の減速によって売上高が4240億円(前期比2.3%減)と伸び悩み、コスト負担や設計開発力強化のための費用計上も響いて当期純利益も367億円(同8.9%減)にとどまる見通し。減収減益の予想で同利益はアナリスト予想の平均値(424億円)を大きく下回っている。

工作機械など設備向けサーボモーターや通信機器用冷却ファンなどを手掛ける山洋電気(6516)が続騰した。一時は5400円まで上昇し4月8日に付けた年初来高値5030円を更新した。午後1時03分現在、前日比365円(7.42%)高の5280円で推移している。

 本日午前11時に、前2019年3月期連結決算と今20年3月期の業績予想を発表した。前19年3月期の営業利益はその前の期に比べ25.0%減の65億9000万円と減益を余儀なくされたが、今20年3月期の営業利益は73億円(前期比10.8%増)と反転する見通し。年間配当も前期比5円増の115円とする。企業活動すべてにわたるグローバル化に取り組み、業界トップの高性能・高信頼の製品の製造販売を推進するとしている。

コネクター大手の日本航空電子工業(6807)が急騰した。一時は1898円まで上伸し、4月17日に付けた年初来高値1720円を更新した。午後0時53分現在、前日比173円(10.28%)高の1855円と東証1部の値上がり率5位で推移している。

 24日に、前2019年3月期連結決算と今20年3月期業績予想を発表した。前19年3月期の営業利益はその前の期に比べ16.1%減の173億0200万円にとどまったが、今20年3月期の営業利益は185億円(前期比6.9%増)となる見通し。20年3月期については市場予想を上回っていることから、好感買いが活発化した。今期は受注・売上高の確保に努めるとともに、合理化投資の推進や諸経費抑制など徹底した効率化を進めるとしている。

日立建機(6305)が大幅反発。11時時点では前日比115円(4.0%)高の2958円としっかり。9時3分には3035円まで上伸し、4月9日以来2週間ぶりに3000円の節目を回復する場面もあった。

 前日の取引後、前2019年3月期決算と今2020年3月期予想を発表。中国や西欧での油圧ショベル事業の減速が見込まれ、今期予想は減益だが、想定為替レートを米ドル=100円、ユーロ=110円、豪ドル=77円、人民元=15円と現行レートよりもかなり円高方向に見積もっており、これを評価する買いが勝っているようだ。

 今20年3月期売上収益予想は前期比8.1%減の9500億円、営業利益は26.4%減の860億円、純利益は29.9%減の480億円とした。前19年3月期決算は営業利益が18年3月期比24.9%増、純利益は14.2%増だった。