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Market Overview

 クボタ(6326)が売り先行で大幅続落。12月26日につけた昨年来安値(1470円)に迫る場面もみられており、午前9時38分現在では前日比160円(9.7%)安の1495円で推移している。

 14日の通常取引終了後に発表した前2018年12月期連結決算が予想から下振れ着地。同時に公表した今2019年12月期の業績予想は増収増益を見込んでいるものの、事前の市場予想を下回っており、外国人や機関投資家などからの見切り売りが増加している。

 前期は売上高が前の期比5.7%増の1兆8503億円、営業利益が同5.3%減の1893億円となり、同利益は水・環境部門の不振が響いて従来予想(2040億円)に届かず減益になった。今期については売上高1兆9700億円(前期比6.5%増)、営業利益2000億円(同5.6%増)を見込んでいるが、同利益のアナリスト予想の平均値は2200億円あまりで、これを9%下回る水準にとどまっている。年間配当を未定としていることも投資家に先行き不透明感を意識させているようだ。

 14日の東京市場は日経平均が2万1139円71銭(▲4.17)、TOPIXは1589.81(△0.48)。
 前日の米国市場は3指数とも上昇。東京市場は日経平均が3円高でスタート。前日までの連騰で800円以上上げた反動もあり、買い一巡後はマイナス転落。その後プラス圏に浮上しましたが、終盤に再び売りに押されました。
 東証1部売買高は13億4517万株、売買代金は2兆2598万円。値上がり銘柄数は1050、値下がり銘柄数は999、変わらずは78。TOPIX業種別騰落率は、石油石炭、紙パルプ、建設、精密、金属など22業種が上昇。鉱業、ゴム、サービス、海運、証券など11業種が下落。
 個別銘柄では、トヨタ、三菱UFJ、東電など主力銘柄が弱含み。通期予想を減額したアルバックは17%超の急落でした。半面、決算が好感されたマツモトキヨシ、荏原製には買いが先行。

 総合建設最大手の一角を占める大林組(1802)が午後に上げ幅拡大。午後1時51分時点では前日比49円(4.9%)高の1049円となっている。

 きょうの昼休み時間中の正午に今2019年3月期の第3四半期累計(18年4~12月期)連結決算を発表。これが堅調な内容だったことが買い安心感を誘い、午後になって見直し買いが増加している。同期の売上高は1兆4825億円(前年同期比8%増)、純利益が791億円(同5%増)だった。直近の第3四半期(18年10~12月期)に限った同利益は303億円(前年同期比11%増)を確保。累計の建設事業の受注高は1兆2464億円(同5%減)と底堅く推移している。売上高1兆9700億円(前期比4%増)、当期純利益980億円(同6%増)などの通期予想は据え置いているが、純利益の進捗率は約81%と高い。もともと第4四半期のウエートが大きいという季節性も考慮すると、上振れが期待できるみる投資家も多いようだ。

 ガス風呂釜・給湯器大手のノーリツ(5943)が大幅に3日続伸した。午後1時01分現在、前日比109円(6.92%)高の1684円で推移している。一時は1738円まであった。 13日に自己株式の取得を発表し、株式需給の改善や実質1株利益の上昇を期待した買いが活発化した。自己保有株を除く発行済み株式総数の2.3%に当たる110万株、取得金額14億円を上限に自己株式を取得する。株主還元を目的にしている。取得期間は2月14日から12月31日まで。 同時に、前2018年12月期決算と19年12月期業績予想を発表した。18年12月期の営業利益はその前の期に比べ28.3%減の48億0900万円を余儀なくされたが、19年12月期営業利益は前期比10.2%増の53億円見通しと増益に転じることも買い材料となった。

 成功報酬型の転職者向け求人サイトを運営するアトラエ(6194)が4連騰した。午後0時41分現在、制限値幅上限の前日比500円(20.97%)高の2884円ストップ高買い気配で推移している。東証1部の値上がり率トップに浮上。13日に発表した2019年9月期第1四半期(18年10~12月)の大幅増益を好感した。営業利益は2億2500万円(前期比50.0%増)、純利益は1億5500万円(同52.0%増)で着地した。連続過去最高益更新を見込む通期計画に対する進捗率が営業利益で32.1%、純利益で32.6%に達しており、通期計画の増額修正期待が台頭した。成功報酬型求人メディアで登録者数が増加した。組織の状態をスコアリングして可視化し、改善策を推奨するシステムの導入企業が増加した。