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Market Overview

3Dプリンタによる試作品作製と砂型鋳造を手掛ける東証マザーズのJMC(5704)が急反落した。朝方から値付かずの展開となる中、午後1時08分現在、制限値幅いっぱいの前日比400円(22.96%)安の1344円ストップ安売り気配で推移している。 

 13日に2019年12月期の単独業績見通しを減額修正し、嫌気された。5月にいったん増額修正され、買い人気化した経緯があるだけに、一転して失望売りが出る格好となった。営業利益は従来予想の4億2600万円から2億7100万円(前期比17.6%減)に下振れた。主要顧客の自動車産業の減速の影響が第3四半期(19年7~9月)に出て、受注が大幅に減少した。第1四半期(19年1~3月)に取り組んでいる3Dプリンタ主力事業で医療機器販売の体制構築が難航したことも響いた。

住宅型有料老人ホーム「医心館」で介護・介護サービスなどを手掛けるジャスダックのアンビスホールディングス(7071)が続騰した。朝方から値付かずの展開となる中、午後0時53分現在、制限値幅上限の前日比705円(15.58%)高の5230円ストップ高買い気配で推移している。 

 同社は10月9日に上場。11月13日に前2019年9月期の決算と今20年9月期業績予想を発表し、好感された。前19年9月期の営業利益はその前の期の2.1倍となる9億0900万円で着地し、今20年9月期の営業利益は15億円(前期比64.9%増)と大幅増益が続く見通し。好調な「医心館」事業の成長加速に向け出店数増加や出店エリアの拡大を推し進める。期末一括配当12円を計画。前期比で6円増配となる。

13日の東京市場は反落。TOPIX業種別騰落率は、繊維、証券のみ上昇。鉄鋼、石油石炭、鉱業、食品、その他金融など31業種が下落。
前日の米国市場はナスダック、SP500が小幅高、ダウは変わらず。トランプ大統領が講演で「米中第1合意は間近」と表明したものの、具体的な中身は明かさず、材料視されませんでした。

東京市場は日経平均が81円安でスタート。前引けにかけて下げ幅を広げ、後場もほとんど戻せずに終えました。トランプ講演への失望感に加え、前日堅調だった香港、上海、台湾が弱い動きをみせ、終始売りが先行しました。

個別銘柄では、決算が失望されたニチイ学館、タカラバイオが大幅安。イラン油田発見に伴う原油安警戒から、国際帝石、JXも軟調でした。半面、通期計画を増額修正した富士フイルムが6%強の急伸。

富士フイルムホールディングス(4901)が買い優勢で続伸。午前11時25分時点で前日比311円(6.4%)高の5182円で推移している。

 12日の引け後に発表した今2020年3月期の第2四半期累計(19年4~9月期)連結決算(米国基準)が好調な内容だったことを評価した買い注文が朝方から増加している。同期の売上高は1兆1321億円(前年同期比3.5%減)、純利益が611億円(同6.6%減)だったが、直近の第2四半期(19年7~9月期)の同利益は464億円(前年同期比25.0%増)と増益だった。メディカルシステム事業やバイオCDMO事業などの収益が向上しており、通期予想は為替前提を円高方向に見直した影響で売上高を2兆4800億円から2兆4350億円(前期比0.1%増)に下方修正したが、営業利益は2400億円(同14.4%増)で据え置き。富士ゼロックスの完全子会社化による非支配持分帰属利益を取り込むことで当期純利益は1550億円から1620億円(同17.3%増)に上方修正した。

ジャスダック上場で仮設ハウスのレンタル・販売を手掛ける三協フロンテア(9639)が強い。10時50分時点では前日比95円(2.6%)高の3675円付近で推移している。9時11分には3765円まで上伸し、3月7日以来8カ月ぶりの高値を取る場面もあった。前日の取引終了後に発表した今2020年3月期上期(19年4~9月)決算が従来予想より上振れて着地。これを受け、通期計画も増額修正しており、これが材料視されているもよう。

 上期は売上高が従来予想より1.5%、営業利益が11.6%、純利益が10.7%上振れて着地した。レンタル出荷や展示場での販売が堅調なうえ、生産供給能力をして原価低減を図ったことが奏功したという。 これを受け、通期営業利益予想を従来予想の67億円から70億円に、純利益を41億5000万円から43億2000万円に増額。従来55円を予定していた中間配当を60円に引き上げ、年間配当は120円になる。