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Market Overview

 30日の東京市場は日経平均が2万556円54銭(▲108.10)、TOPIXは1550.76(▲6.33)。
 前日の米国市場は高安まちまち。東京市場は日経平均が37円高でスタート。FOMC待ちで買い意欲に乏しかったうえ、新薬臨床試験の不調を発表したサンバイオのストップ安でマザーズ指数が急落。全体的に投資家心理が冷え込み、日経平均もマイナス転落。終始冴えない動きでした。マザーズ指数は8.0%安で終えました。
 東証1部売買高は14億3896万株、売買代金は2兆4801万円。値上がり銘柄数は351、値下がり銘柄数は1730、変わらずは47。TOPIX業種別騰落率は、石油石炭、鉄鋼、化学、卸売の4業種が上昇。証券、電気ガス、その他金融、繊維、倉庫など29業種が下落。
 個別銘柄では、トヨタ、三菱UFJ、東電など主力株が軟調。事業再生手続きを申請した曙ブレーキも18%強の急落。半面、決算が好調だった信越化学、コメリなどがしっかり。

 学校教育向けICT事業を展開しているジャスダックのチエル(3933)が5日ぶりに急反発した。午後1時21分現在、制限値幅上限の前日比100円(17.18%)高の682円ストップ高買い気配で推移している。 
 29日に、「語学4技能学習システム」を3月にリニューアルすると発表し買い材料視された。「話す力」を鍛える「CaLabo Language」が当社のクラウド型教材配信サービスに対応し、導入に必要だったサーバー構築やネットワーク整備が不要になるとしている。また、学習履歴がクラウド型教材配信サービスに蓄積され、「読む」「書く」「聞く」「話す」の技能別にデータを集計・分析することも可能。スマホアプリにも対応しており、ネットワーク接続できない環境下でも、いつでも手軽に学習を始められるとしている。

 臨床検査薬・研究用試薬メーカーでジャスダック上場の医学生物学研究所(4557)が9日ぶりに急反落した。午後0時44分現在、前日比202円(10.64%)安の1696円で推移している。一時は1660円まであった。
 29日に2019年3月期第3四半期(18年4~12月)の連結業績を発表した。営業利益3億2300万円(前年同期比98.3%増)、純利益1億4800万円(同36.5%増)と大幅増益で着地した。営業利益は据え置きとなった通期計画の2億3000万円(前期比90.2%増)を超過した。前日までの8日間で25.0%も上昇しており、利益確定売り先行の展開となった。好業績発表も好材料出尽くしの格好。主力の自己免疫疾患検査薬が伸びたほか、国内で4月に発売したがん関連検査試薬が寄与した。中国向けも好調だった。

 臨床検査薬大手の栄研化学(4549)が3連騰した。午後0時40分現在、前日比240円(10.43%)高の2541円と東証1部の値上がり率4位で推移している。一時は2623円まで上昇する場面があった。 
 29日に発表した2019年3月期の第3四半期(18年4~12月)の連結業績が通期計画を超過し、好感された。第3四半期の営業利益は42億7800万円(前年同期比22.1%増)と据え置きとなった通期計画の42億円(前期比20.8%増)を超過した。純利益も通期計画の30億4000万円(同16.6%増)に対して、第3四半期は32億3100万円(前年同期比27.4%増)と超過した。主力の便潜血検査用試薬を中心に海外向けの売り上げが増加した。売り上げ構成の変化で原価も低減した。通期計画では営業利益、純利益ともにもともと2期ぶりの最高益更新を見込むが、増額修正されれば、さらに増益幅が拡大することになる。

 産業機器向け等スイッチング電源の標準品で国内2位のコーセル(6905)が3日ぶりに急反発した。午後0時37分現在、前日比73円(7.22%)高の1084円と東証1部の値上がり率10位で推移している。一時は1117円まであった。
 29日に自己株式の取得を発表し、株式需給の改善や実質1株利益の上昇を期待した買いが活発化した。自己保有株を除く発行済み株式総数の2.78%に当たる100万株、取得金額10億円を上限に自己株式を取得する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主還元の実施を目的にしている。取得期間は2月1日から4月26日まで。2019年5月期の営業利益は38億円(前期比19.2%減)、純利益25億5000万円(同21.8%減)の見通し。