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Market Overview

 ルネサスエレクトロニクス(6723)が強い。10時40分時点では前週末比85円(13.8%)高の700円まで上伸。9時53分には703円まで買われ、昨年10月10日以来4ヶ月ぶりの高値圏にある。

 前週末の取引後に前2018年12月期決算と19年12月期予想を発表し、総じてポジティブに取られているようだ。18年12月期営業利益は17年12月期比14.8%減の667億8400万円、純利益は29.3%減の545億9500万円だった。

 一方、今19年12月期からIFRS(国際会計基準)を適用。Non-GAAPベースの第1四半期売上高は1495億~1575億円とした。想定為替レートは米ドルが109円、ユーロが124円。

 マザーズ上場でカキ料理の直営レストランを運営するゼネラル・オイスター(3224)が高い。午前10時30分時点では前週末比121円(11.5%)高の1173円付近で推移。商いも膨らみ、売買高は前週末8日の1日分(4100株)の8倍にあたる3万2100株となっている。

 前週末に海洋深層水を使った牡蠣の長期保存方法について特許権を取得したと発表しており、材料視されているようだ。また、同時に発表した今2019年3月期第3四半期累計(18年4~12月)決算で赤字幅が縮小しており、ポジティブに取られている面もあるようだ。

 同期間の営業損益は前年同期の1億0900万円の赤字から8400万円まで赤字幅が縮小。最終損益は8100万円の赤字から3700万円の赤字に改善した。不採算店舗の閉店で収益が改善している。通期見通しは据え置いた。

 日本カーボン(5302)が多くの買い注文を集めて5営業日ぶりに反発。上げ幅も広げて値幅制限いっぱいとなる前週末比700円(17.5%)ストップ高の4710円まで買い進まれ、午前9時41分時点でも同水準で買い気配となっている。

 8日の引け後に発表した前2018年12月期の連結決算が予想から上振れして着地したうえ、同時に開示した今2019年12月期の業績予想でも大幅増益での最高益更新を見込み、配当を倍増する方針であることも明らかになった。これらを素直に好感した買い注文が朝方らか膨らんでいる。前期は売上高が前の期比72%増の480億1700万円、当期純利益が3.5倍の102億9200万円だった。黒鉛電極が大きく伸び、半導体向けなどのファインカーボンも好調に推移した。今期について当社は売上高565億円(前期比18%増)、当期純利益131億円(同27%増)を見込んでおり、年間配当は前期から100円増の200円とする方針も明らかにした。1184円の予想1株利益を基にした8日終値でのPERは3.3倍で、同配当利回りは5.0%となっていた。

 太陽誘電(6976)がまとまった買い注文を集めて急反発。午前9時26分現在で前週末比297円(15.0%)高の2277円で取引されている。

 当社はセラミックコンデンサーなど電子部品の大手メーカーだが、8日の通常取引終了後に発表した今2019年3月期の第3四半期累計(18年4~12月期)連結決算が好調な内容だったうえ、同時に自社株買いを実施する方針も明らかにした。これらを好感した買い注文が寄り付き段階から増加した。

 第3四半期決算は積層セラミックコンデンサーなどの販売が伸びており、売上高が2075億円(前年同期比13%増)、純利益が200億円(同58%増)だった。売上高2710億円(同11%増)、当期純利益210億円(同28%増)などの通期予想は据え置いたが、同利益の進捗率は95%と高く、今後の上振れが濃厚とみる投資家が増えている。併せて発行済株式総数の1.6%にあたる200万株、金額で30億円をそれぞれ上限に自社株式を取得する方針も明らかにした。2月12日から3月29日の期間に買いつける計画だ。

 8日の東京市場は日経平均が2万333円17銭(▲418.11)、TOPIXは1539.40(▲29.63)。
 前日の米国市場は3指数とも下落。EU圏の経済成長率見通しの引き下げが重石になったほか、トランプ大統領が当面の米中首脳会談開催を否定し、警戒感が高まりました。これを受けた東京市場は日経平均が241円安でスタート。その後も売り物に押され、じわじわと下げ幅を拡大。ほぼ一日の安値で引け、直近の下値サポートとなっていた25日移動平均線(2万528円付近)を割り込みました。
 東証1部売買高は14億6383万株、売買代金は2兆8334万円。値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は1801、変わらずは38。TOPIX業種別騰落率は、紙パルプのみ上昇。下落率上位は、繊維、非鉄、金属、機械、海運など。
 個別銘柄では、トヨタ、日産、コマツ、パナソニックなど輸出関連の主力銘柄が軒並み安。通期予想を下方修正したニコンも11%強の急落でした。半面、自社株買い発表のソニーが反発。前日ストップ高だったソフトバンクGも続伸しました。