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Market Overview

 22日の東京市場は日経平均が2万4031円35銭(△166.79)、TOPIXは1744.13(△9.16)。
 前日の米国市場は3指数とも小幅安。東京市場は日経平均が29円安でスタート。ほどなくプラス圏に浮上し、じわじわと上げ幅を拡大。肺炎拡大の影響で前日下げた中国市場の持ち直しも支援材料となり、日経平均は2万4000円を回復しました。
 東証1部売買高は10億180万株、売買代金は1兆8868億円。値上がり銘柄数は1286、値下がり銘柄数は758。TOPIX業種別騰落率は、サービス、化学、精密、機械、農林水産など23業種が上昇。鉱業、電力ガス、ゴム、鉄鋼、非鉄など10業種が下落。
 個別銘柄では、中国からの渡航制限を警戒し前日下げたANA、マツキヨ、資生堂などインバウンド関連が反発。東京エレク、信越化学など半導体関連も物色されました。半面、排ガス検査での不正が報じられた三菱自が4%強の大幅安。

 リクルートホールディングス(6098)が買われて株式分割を考慮した実質で2日ぶりに上場来高値を更新。後場に一段高となり、午後1時33分現在では前日比162円(3.9%)高の4349円で取引されている。とくに新規の材料が出たわけではないが、足元の好業績を評価した内外機関投資家の買いが継続。カラ売りの買い戻しも巻き込んで上値を試す展開が続いている。
 昨年11月13日に発表した今2020年3月期の第2四半期累計(19年4~9月期)連結決算(IFRS)では純利益が1141億4800万円(前年同期比23.2%増)と拡大していた。2012年に米国で買収した求人検索サイト運営の「インディード」が絶好調で、会社側では同利益などの通期予想を開示していないが、2月14日に予定する第3四半期累計(19年4~12月期)決算も大幅増益になるという見方から大口の買いが続いている。特定株や長期保有する大口投資家も多く、売り物が減っていることも良好な需給関係につながっている。直近の信用取組倍率は0.64倍と売り残超過の状況が続いており、苦しくなった売り方が損失確定のために買い戻す動きもあるとみられる。

 関西地盤の介護サービス会社でジャスダック上場のケア21(2373)が急騰。午前11時1分時点では前日比203円(14.8%)高の1572円となっている。
 21日の通常取引終了後に発行済株式総数の4.4%にあたる20万株、金額で3億円をそれぞれ上限に自己株式の取得を行うと発表しており、これを前向きに評価した買い注文が朝方から増加している。2月3日から5月15日の期間に買いつける計画。今2020年10月期は売上高340億円(前期比9.8%増)、当期純利益4億円(同33.1%増)を見込んでおり、年間配当も3円増の35円とする方針。21日終値でのPER15.6倍や2.6%の配当利回りなどバリュエーション面に割高感はなく、個人投資家の買いも入りやすいようだ。

三菱自動車(7211)が大幅安。11時時点では前日比19円(4.1%)安の435円付近と軟調に推移している。排ガス試験で不正な操作があったと報じられ、警戒する売りが膨らんでいるようだ。

 NHKなどの報道によると、当社ディーゼル車を巡り、排ガス試験で不正操作があったとして、ドイツ警察・検察当局が21日、フランクフルトなどにある三菱自動車の関連施設や取引先を捜索したという。ディーゼル車搭載の1.6リットル、2.2リットル各エンジンの排ガス試験の際に、禁止されている特殊装置を用いて有害物質の排出を低く抑えているかのようにデータを操作していたとみられる。

 対象車両は30万~40万台とも伝わっており、リコールや訴訟に発展した場合は300億~400億円の費用がかかる可能性もあるという。

 ジャスダック上場のイワブチ(5983)が買われて大幅に8営業日続伸。連日で上場来高値を更新しており、午前9時46分現在で前日比2340円(22.7%)高の1万2660円で推移している。
 当社は電力架線用金具のトップメーカーでCATV・情報通信関連分野にも進出しているが、21日の通常取引終了後に今2020年3月期連結業績予想の上方修正を発表しており、寄り付きから好感買いが増加した。売上高は従来の97億900万円から97億4300万円(前期比1.2%減)、当期純利益も4億600万円から6億8900万円(同4.7倍)にそれぞれ増額した。各部門で業務改善・プロセス改革活動を推進したことで売上高原価率が改善し、販管費の低減も利益の増加につながる見通し。とくに新規の材料がない中で先週後半から動意づいていたが、大幅な業績上方修正を受けてさらに上値を買い進む動きとなっている。