Logo stockvoice

Market Overview

AI(人工知能)やディープラーニング技術を活用したビッグデータ分析事業を手掛ける東証マザーズのALBERT(3906)が4連騰した。午後0時52分現在、前日比980円(7.33%)高の1万4340円で推移している。一時は1万4700円まであった。

 27日に自己株式の取得を発表し、株式需給の改善や実質1株利益の上昇を期待した買いが活発化した。自己保有株を除く発行済み株式総数の1.53%に当たる5万株、取得金額5億円を上限に自己株式を取得する。資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施、譲渡制限付き株式報酬への活用、今後のM&A(企業の合併・買収)や資本提携への活用等を目的にしている。取得期間は4月1日から5日まで。

住友精化(4008)が売られて続落。12月25日につけた昨年来安値をおよそ3カ月ぶりに更新しており、午前11時8分時点では前日比175円(4.4%)安の3840円となっている。

 当社は紙おむつ用の高吸水性樹脂が主力製品で各種工業用ガスや微粒子ポリマーなどの製造も手がけるが、27日の引け後に今2019年3月期の連結純利益予想の下方修正を発表しており、これを嫌気した売り注文に押されている。売上高や営業利益は変わらないが、当期純利益予想は従来の56億円から6億4000万円(前期比90%減)へ大幅に減額した。事業環境の悪化を受けて欧州子会社の固定資産に関して約40億円の減損損失を特別損失として計上するほか、繰延税金資産の取り崩しに伴って法人税等調整額、約12億円を計上することも純利益を押し下げる。

業務用スーパーを展開する神戸物産(3038)が急反発。11時時点では前日比215円(5.3%)高の4135円まで上伸し、昨年来高値を取っている。前日発表の2月月次動向が材料視されているもよう。

 2月の単体売上高は前年同月比10.2%増の203億3500万円。11月の7.3%増、12月の5.7%増、1月の9.9%増に続いて、今期初の2桁増収となった。新規出店が奏功したほか、テレビ番組で業務用スーパーが取り上げられ、ポジティブに効いた。「ブラジル産鶏もも正肉」「タピオカドリンク(ミルクティー)」「フライドポテト(シューストリングカット)」などが好調だったという。

スポーツ用品小売りチェーンを展開するヒマラヤ(7514)が大幅安。10時50分時点は前日比52円(5.3%)安の926円付近で推移している。前日の取引終了後に、今2019年8月期第2四半期累計(18年9月~19年2月)、通期業績予想を修正したが、これがネガティブに取られているようだ。

 通期営業利益見通しを従来の13億8000万円から8億8000万円(前期実績12憶300万円)に36.2%の減額、純利益は8憶2000万円から4憶7000万円(同7憶2800万円)に42.7%の減額をした。EC(電子商取引)市場で価格競争が激化しているうえ、暖冬や小雪で防寒系衣料などが不振だったという。

織布から一貫して手がける精錬染色加工大手のサカイオーベックス(3408)が逆行高。午前9時53分現在で前日比60円(3.4%)高の1839円で推移している。

 27日の引け後に今2019年3月期の期末配当予想を従来50円から55円に上方修正。同時に発行済株式総数の1.6%にあたる10万株、金額で2億3000万円をそれぞれ上限に自社株式の取得を行うことも明らかにしており、これらを前向きに評価した買い注文が寄り付き段階から増加した。期末の配当権利はすでに落としており、直接的なメリットは小さいが、自社株買いの実施と合わせた積極的な株主還元策の発表が来2020年3月期の業績に対する会社側の一定の自信の表れと受け止める投資家もいるようだ。自社株買いは4月1日から7月31日の期間に実施する計画だ。